戦国時代の富士市を勉強
本日から季節は、秋分。
秋分の日は明日ですが、二十四節気は今日が秋分で、秋分の前後一週間がお彼岸ですね。
よくしたもので、彼岸花が咲いています。
七十二候は、秋分の初候で【雷乃収声:かみなりすなわちこえをおさむ】です。
ご存知の通り、秋分の反対が春分。夏と冬は「分ける」ではなく「至る」で夏至と冬至。
その間が立春・立夏・立秋・立冬。
秋分と春分は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜がちょうど半分ですね。
秋分の初候の【雷乃収声:かみなりすなわちこえをおさむ】も、春分の末候の【雷乃発声:かみなりすなわちこえをはっす】と対になっていて、雷が鳴り終わる頃と鳴り始める頃、ですね。
実はキリよく、本日の雷乃収声で、七十二候を制覇!
第一回が10/1スタートの、秋分の次候【蟄虫坏戸】で【狩野川の水の恵みとワサビ】を書かせていただいたのでした。
おかげさまで、まる一年。
ありがとうございました。
これからも、ゆるく、ひっそりと続けてまいりますので、宜しくおねがいします!
さて、本日のお題は、戦国時代の富士市について。
昨年も、この「びお静岡東部版」のネタのために受講した、富士市民大学後期講演会の授業でございます。
今回の講師は、地元静大名誉教授の小和田哲男教授。
戦国時代の研究者として知られ、NHKの『その時歴史が動いた』や、大河ドラマの『功名が辻』『天地人』『江姫』『軍師官兵衛』『直虎』等の時代考証を担当されていることでも有名です。
なので、大いに期待して会場のロゼシアター大ホールへ。
大河の時代考証では、
「鳩が豆鉄砲を食ったような顔して…」→この時代にはまだ鉄砲が無い
「殿の御眼鏡に適う…」→この時代にメガネかけているのは全国に二人くらい
とか、つい見逃されそうな部分を直すのだとか。
ふむふむ、これは面白いお話が聞けそうだ…
ん…?
あれ…?
ね、眠かった…(すみません)。
いや、これは単に私の歴史に関する知識の薄さから来ているのでございますが、マニアックな名前と系譜が延々と語られ、「だ、誰やねん…」と。
私、以前から思っていたのですが、NHKの大河ドラマ、「えーと、この人だれだっけ?」って思いませんか?
毎回テロップが入ると邪魔、って判断なのかもしれませんが、私は毎回説明してくれたほうが親切で時代背景・人間関係がよく分かると思うのですが…。
それはさておき、富士市のお話。
私、恥ずかしながら、全く知らなかったのですが、富士市今泉の善徳寺公園(この公園の存在すら知らなかった…)は、善徳寺跡であり、この善徳寺は、かつて大きなお寺で、そこのお坊さんが、海道一の弓取り今川義元の軍師【雪斎】。
おんな城主直虎での、義元と雪斎。
ちなみに、北斗の拳の原哲夫がこの二人を描くと…
こうなる(笑)。
善徳寺公園には、武田信玄・北条氏康・今川義元の甲斐駿河三国同盟は、雪斎によってこの善徳寺で結ばれた、とあるそうです(史実かどうかは意見が分かれるみたい)。
地元なのに、全然知らなくて恥ずかしい限り。
お勉強になりました。
文:鈴木克彦
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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。
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