名古屋城本丸御殿はすんごぃ
本日より季節は変わり、大暑の末候で【大雨時行:たいうときどきふる】。
夕立や台風、昔はなかったゲリラ豪雨、などを言うのでしょうが、今年はそういった雨が少ないような?
中国地方では未だに洪水で苦しんでいらっしゃる方々が多いので、雨が欲しいなどと言っては不謹慎ですが、雨が降らないと生き物は生きて行けないのも事実。
難しいですね。
先日、といっても6月下旬の大雨のある日、出張で名古屋に行く用事がありまして、竣工したばかりの名古屋城本丸御殿を見学してまいりました。
名古屋城は「金城」の異名を持つ国の特別史跡ですが、戦争で大部分が消失し、天守閣は昭和34年に鉄筋コンクリートで復元されました。
平成21年に河村市長が木造での再建を本格検討と発表し、現在解体が始まるところです。
奥の大天守は解体工事に入るところでしょう。足場が組まれていました。
もちろん、すでに見学はできません。
その一環で今回復元された本丸御殿。
9年に渡る復元工事を終えて公開されたのです。
いやはや、素晴らしい!の一言。感動しました。
こちらはお風呂。
お風呂と言っても、中央の桧の小さな空間に入り込み、下から蒸気を炊くサウナですね。
戦難を逃れるため、正確に図面が作られ、襖などは全て疎開されており、本物も残っているのだそうです。
それらを狩野派の流れをくむ絵師たちによって忠実に復元。
ため息しか出ません。
欄間の彫刻。
極楽、って感じ。
「くるしゅうないぞ、近う寄れ」
ここに座って言ってみたい…とか、コメント薄すぎ(すみません)。
のぞき見しか出来ませんが、表具の復元模写も行われていました。
取っ手も、素敵。とっても(薄っ…)。
小さな葵の御紋が…。
わざと桟をずらして障子紙を貼っていますね。
地味ですが、手間暇惜しまずって、こんなの言うんでしょうね。
この柱の横の桟と敷居の溝は、「ん?」と思ったところ。
あ、よく見ると、鍵でした。
金箔貼られた。
建物が大きいので、こんな長押の段違いなんて場所もでてくるんですね。
マクスの社員大工たちも見たことないだろうから、こんなところばかり撮影(笑)。
戦争で、石垣以外はほぼ消失した名古屋城。
木造での再建、夢がありますねぇ~!
その前に、本丸御殿。
とにかく素晴らしいです。
一見の価値あり!
夏休み、混むとは思いますが、お子さんと出かけてみてはいかがでしょうか?
文:鈴木
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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。
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