気密性能は数字だけでなく熱が伝わらない様にする努力
最近では
「御社のC値はどれくらい?」
と、資料請求や見学会時に
質問される方も増えた
と、業界では言われていますが
たしかに、私も何度も
質問されています。
でも、数字だけじゃダメなんです。
実際の現場で見てみましょう。
2024.1.10 Vol. 4,561
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
本日は富士市の注文住宅の現場から。
サッシが2つ並んでいます。
外観のデザイン上の配置なんですが
それはおいといて…
ボードを貼る前はこんな感じ。
指差す部分のスキマには
発泡ウレタンが充填されています。
これは、メーカーのHPからですが
樹脂サッシの断面は
こんなふうになっています。
ピンク部分が密閉空気層で
全体が樹脂なので
アルミサッシに比べて
格段に断熱性が高い。
では、その取付を見るため
横にして図面と比べます。
こんな感じになりますが
指差す部分、
大きい指は壁の中なので
断熱材で充填されます。
問題は小さい指の方。
施工上、何もない空間でも
出来てしまいます。
テープを貼ってしまえば
気密性は担保できます。
でも、何も埋めずに施工すると
対流によって
熱が伝わってしまいます。
そこで、
発泡ウレタンを充填。
隙間なく入れられれば木でも
ボードでもいいかとは思います。
でも、モコモコのほうがいいな。
はみ出した分はカット。
で、こうなってたわけです。
こういう細かい部分の施工が
数字だけじゃない性能を生みます。
ちなみに最初の写真に戻って
ボードの形を見てください。
この様にカットしています。
こうすることで、内装の珪藻土の
ひび割れを防ぎます。
こうやって貼れば、楽で早い。
けれど、これだと
ひび割れが置きやすいんです。
性能は、「施工精度」も大事です。
2024年01月10日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。