日本の住宅は通気をしっかり取らなければ長持ちしない
Vol. 4,458
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)
よしっ!
タフな試合でしたが
よく守りきりました。
姫野のキャプテンシーと
レメキ・松島のファンタスティック
な走りが光りましたね!
さぁ、来週日曜のアルゼンチンと
真っ向勝負だ!!!
私も仕事頑張りましょう。
本日は富士市の注文住宅から。
昨日とは別の、先行しているお宅。
一昨日も書かせていただきましたが
壁の外に「付加断熱」をすると
こんな感じで基礎より
外壁がかなり出てきます。
上の写真で
指差す部分を下から覗くと…
はぃ、こんな感じ。
指をさす部分は空気の入口。
打付けた木の奥に空間があって
奥の青い防水シートが見えます。
昨日の模式図と比べてみると
よく分かるのではと思います。
(今は「下地用桟木」の段階)
もう一度写真を見ると…
基礎だけでなく、窓よりも
壁が飛び出ているので
窓に奥行き感が出てカッコいい
というのも付加断熱の
ちょっとした魅力です。
最初に「空気の入口」
と書きましたが
壁の中を空気が通る構造です。
空気が通る部分を「通気層」
と言います。
こんな具合ですね。
通気層があると
2つのすごくいいこと
があります。
その1
壁内の湿気を排出し
壁内の結露を防ぐ
その2
壁面の熱を効果的に排出し
室内に熱が伝わるのを大幅に緩和
その1は主に冬。
室内側の気密フィルムで
壁内に水蒸気を入れないのが原則
ですが
入ってしまっても排出しやすい
というのも大事です。
ちなみに、合板は何層ものボンドが
邪魔をして壁内の水蒸気を
通気層に排出するのが苦手です。
その2は主に夏。
これはイメージしやすいかと。
大事なのは、入口と出口
それから通気層の厚さを
しっかり確保することです。
その1の湿気の排出は
建物の耐久性
その2の熱気の排出は
建物の快適性
どちらもとっても大事ですね。
それにしても…
木摺施工時の姿は
とてもかっこいい。
むしろこのままにしたいくらい。
ファサードラタン
と言って、このように
木を空かせて貼って仕上げ
という施工法があるくらいで
いつかやってみたいなぁー
と思うんですが
防火のことを考えると
やはり二の足を踏んでしまいます。
住宅はデザインだけではダメ
そこが店舗建築との違いです。
2023年09月29日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。