ノウハウを売るという住宅業界の不正義
Vol. 4,290
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
昨日は月に一度の社内会議でした。
今度からこうしてゆこう!
誰しも「良くしたい」という
想いは同じでも
新しいことを始めるというのは
抵抗があるものです。
現状維持が一番波風が立たない
と誰もが知っています。
町内会の行事なんて最たるもの。
今どき運動会なんて…
子供だって忙しいんだから
やめよーよ…
思っていても
反対意見を恐れて言えない。
行政くらいデカくなると
どうにもならないくらい硬直化。
小さな会社だって
大なり小なりそういう所はある。
でも、みんな思い出せ!
ここを目指せば
誰より自分たち自身が
幸せになれるってこと。
神様お願い!
事務所のリフォーム工事で
後回しにてしてしまっていた
神棚も設置して
新しい天照大御神の御札も
おさめさせていただきました。
なぁーんて書いても
私はどっちかというと無神論者。
お願いの時だけ神様にお願いする
調子のいいヤツ。
それでも地鎮祭の時とかは
真剣に工事の無事を祈ります。
人って困ったときには
やっぱり何かにすがるもの。
売上が苦しい時
「たったこれだけで売上が3倍!」
最強のノウハウをお教えします!
そんなうまい話
あるわけ無いじゃん。
正常な精神状態なら分かる。
でも、弱っていると
【藁をもすがる】
ってのが人間。
建築業界はこれがすごく多い。
昔、地元にとある
小さな工務店がありました。
真面目で丁寧な仕事で
一軒終わると次の紹介があって
仕事が切れなかった。
でも、息子さんが
一緒に仕事をすることになり
勝負に出た。
500万のノウハウを購入し
売上増の事業モデルを作る作戦。
今まで一緒に仕事をしていた
協力業者や職人を集め、
「これからはガンガン集客して
売上が3倍になります!
皆さんのところにも
仕事が途切れないように
3倍お願いするようにるんです
だから、この単価で
協力して下さい!」
その単価は…
「何十年前の単価だよ…」
という値段。
みんな
「できるわけないっしょ…」
と離れていってしまった。
そして、集客は絶好調に…
なるわけない。
何も変わらない。
ただ「安さ」だけを
前面に出した広告を
打ったくらいで
お客さんが3倍集まるなんて
そんな甘い世界じゃない。
(どんな業界でも)
結局
・500万をドブに捨て
・息子には給料払えずバイトさせ
・最後は仕事も会社も…
この500万の似非ノウハウを
売っている会社は
一部上場企業ですが
大っっっっっっっっっ嫌い。
時々営業電話かかってくるけど
本っっっっっっ当に迷惑。
こういう会社がある限り
日本の住宅業界は
良くなっていかないんだろなぁ…。
いいことばっかり言う人や会社
は、信用しちゃダメ。
自分たちもそう思われない様に
誠実に仕事をしよう。
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。