富士市で断熱等級7のリノベーション開始
Vol. 3,937
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
政府は、4/22の閣議で省エネ法改正案を決定。
2025年度以降、現行の高断熱住宅の基準が
義務化されることになりそうです。
と、昨日と同じ書き出しにしてみましたが
現行の高断熱住宅の基準がレベル4
とすると、
等級4:現行の高断熱住宅
等級5:ゼロエネルギーハウスの基準
等級6:ヒート20-G2レベル
等級7:ヒート20-G3レベル
となります。
5はすでに始まっています。
なので、現在の断熱の最高ランクは5
となりますから、
某大手ローコスト住宅会社が
「すべての性能で最高等級!」
と宣伝しているのはウソになります。
まぁ、絶対に競合しないので、早く直したほうがいいよ…としか思いませんけど。
現在、マクスの新築住宅は何年も前から
すでに等級6はクリアできています。
じゃぁ、どうせなら最高の7にする?
ってことになりますが
私はこの等級7はオーバースペックだと
感じています。
つまり、費用対効果が悪すぎると。
イメージですが、静岡の等級6で
現行の北海道の高断熱住宅の基準(等級4)
くらいです。
これでも、冬に日照時間が長い静岡では
十分暖かいし、光熱費も劇的に
下げることができます。
さらに等級7にすれば、確かにさらに
暖かいですが
6→7にレベルアップするためにかかる費用
6→7にしたことによる光熱費の削減効果
を比べると、もとが取れないよね?
という意味で
費用対効果が悪すぎると判断しています。
ただ…
「等級7で建てたことあるの?」
って言われた時に
「いやぁ建てたことはないんですけどね」
じゃぁ、説得力がない。
そこで!
新築より難しいリノベーションで
断熱の等級7をやってやろうじゃない
というのが今回のプロジェクトです!
まずはこの住宅を解体して…
丸裸ぁーーー!!!
骨組みだけにしました。
「スケルトンリフォーム」
と言います。
さぁ、上棟開始。
40年近く前の建物ですから
耐震性は、ほぼゼロ。
屋根も解体して
天井上でガチッとかためます。
水平構面という考え方です。
水平構面があって初めて
壁の耐力壁が効果を発揮します。
こういうことですね。
今回のお話は耐震性ではなく断熱性。
この水平構面に気密テープ(黒)と
発泡ウレタンで気密を取って
この上に、セルロースファイバー断熱をします。
分厚くね。
この先、今回のリノベーション工事が
どう進んでゆくか
乞うご期待です!!!
のまえに、新築住宅の完成見学会です。
2022年04月27日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。