お洗米と御饌米はどちらが正しい?
Vol. 3,806
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
静岡県は、冬の日照時間全国第二位。
基本、冬は毎日富士山が見える。
富士山が見えない県外の方には
随分不思議な光景に見えるみたいですね。
そんな雪化粧が美しい富士山が見える
とある分譲地
早朝から
何やらゴニョゴニョ言ってるおじさんが…
あ、私でした。
嬉しそうに塩とお米をまいています。
目玉が少し茶色く、赤色色弱もある私の目。
レーシックをしてさらに眩しさにとても弱くなり
サングラス姿で失礼します。
で、なんで塩とお米をまいているかと申しますと
こちらのお宅では地鎮祭を行わなかったので
職人との打ち合わせ時に
私が土地をお清めさせていただきました。
あ、もちろん、私、そんな能力ないですよ?
そして、罰当たりな無神論者。
神様も仏様も信じてません。
でも、気持ち は大事! すごく。
「今回の工事も上手く行って、お施主さんに
めちゃめちゃ喜んでもらえますように!」
そう願う気持ち、これは大事で
やっつけ仕事みたいな気持ちじゃぁ
絶対にうまく行かない。
そう強く信じてるってことは
神様信じてるのかな(笑)。
(家には神棚が有って、出かける前は柏手を打っている)
はぃ、何度も言うように、大事なのは気持ちです。
地鎮祭をやらなくたって
強く、工事の安全と
素敵な家の完成を願っていただければ
それでいいと思いますよ。
私は
「親や親戚に『あんたら地鎮祭やらないの!?』
と言われたらやだな…
って思うなら、やった方が良いですよ」
とお伝えしています。
脱線しますけど、私がまいているお米は
「おせんまい」
と言います。
漢字だと、「お洗米」、「御饌米」、
どちらでもいいと思います。
神様にきれいに洗ったお米をお供えするから
「洗米」だし、
漢字で【饌:せん】は「おそなえもの」
の意味だから「饌米」。
どっちが間違いとか正解とかないと思います。
そう、大事なのは気持ち。
ちなみに、
この日は別にお米をまきに行ったわけではなく
翌日からの工事前の高さや位置などの最終確認。
社長がフラフラ朝っぱらから
行くのもおかしな話なんですけど
結局、
こういう早朝のピリッとした現場の雰囲気が
好き、なんですね(笑)。
もひとつちなみに、この日は「満」: みつ
十二直(じゅうにちょく)という昔からの暦で
建・除・満・平・定・執・破・危・成・納・開・閉
で12コ。
「直」は「当たる」という意味で、よく当たる暦注
と昭和初期まではかなり信じられていたそうです。
建築では古い人は今でも言いまして、
建(たつ) 満(みつ) 平(たいら)
定(さだん) 成(なる) 開(ひらく)
の6つは、とくに建築吉日とされます。
お米をまいたこの日は
【満】みつ 全てが満たされる日
うん、いい日だ。
そして実際に工事に入ったこの日は
【平】たいら 物事が平らかになる日
旅行・結婚・道路修理は吉。
穴掘りと種蒔きは凶。
地面を掘っているけど、穴じゃなくて基礎だし!
平らに地盤を作ってるし!
ん?
けっこう気にしてるな…。
はぃ、大事なのは 気持ち 。
縁起の良いことは聞くようにして
縁起の悪いことは聞かないようにする。
これ、家づくりのポイント!ですよ(笑)
2021年12月22日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。