若い社員大工と面倒なオッサン大工
Vol. 3,728
おはようございます。
頑丈な高断熱住宅を作るマクス
社長の鈴木です。
ハンカチ王子引退…。
甲子園でのまーくんとの熱戦はリアルタイムで
見てましたからね。
あぁ、もうそんなに経ったかぁ…と。
甲子園でのフィーバーで注目されすぎて
マスコミも煽りすぎた当時。
品行方正で野球も一流で…
って一方的に作り上げられたイメージと
戦い続けなければならなかったプロ野球人生は
さぞ大変だったろうなぁ…と。
いやはや、お疲れさまでした。
第二の人生、頑張ってください。
現場監督ブログで、一番古株の社員大工の丸山が
「僕も引退…?」
みたいなことを書いていますが、
寂しがりやさんだなぁ、まったく。
本当はやる気満々なら引退とか言うな!
一方、まだ駆け出しの社員大工の隆成。
事務所併設の作業場で杉の造作材を加工中。
私からすると、
無邪気なトンチンカンぶりが
子供みたいで可愛い…。
先輩社員大工の宮崎に指導されながら…
木裏(きうら)と木表(きおもて)
先(さき)と元(もと)
というのは木にはありまして
どっちを見せるとか
どっちから削るとか
決まり事が有るんです。
これがわからないと上手に加工できない。
大工の基本中の基本。
私も昔、
「木に書いてあるじゃん…」
と年寄の大工に笑われたものです。
「書いてねぇわっ!」
って思いながら仕事してましたね。
加工機械は使い方を間違えると大怪我します。
教える宮崎も、教わる隆成も真剣。
プレーナーと呼ぶ機械で整形します。
荒くカンナを削るイメージ。
そして「超仕上げ」と呼ぶカンナ掛け。
指差すところからスルスルスルっと
かんなくずが出てきます。
これくらい薄いです。
真剣にやってるのを見ると
ついついちょっかい出したくなる悪い癖、発動。
作業中の隆成にローブをかけてあげる。
完全に迷惑顔。
うしろから「邪魔っ!」という宮崎の冷たい視線。
もー、すぐイラッとするんだからぁ。
もぅ、うちの年配の大工ってきたら…。
ツルツルに仕上がった杉の板。
本日構造見学会の小泉町家で使います。
若い大工達が育ってゆくと
マクスももっともっと強くなれるかな…。
私の悪癖で邪魔してちゃだめか…。
富士市の完成見学会情報はこちら。
2021年10月03日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。