障子を張り替えてみた
本日より七十二候は、立夏の次候で【蚯蚓出:みみずいずる】。
みみず、ってこういう字書くんですね。
さて、お題は障子の張替え。
GW中、家でゴロゴロしていると、掃除に洗濯に忙しい家内に怒られますので、年末から、やるぞ、やるぞと宣言していた、障子の張替えを決行いたしました。
まずは、気晴らしに、「どりゃぁー!」と言いながら障子紙を剥がします。
濡らしてからだと糊がふやけて剥がしやすいですが、濡れた紙が大量に出るのも厄介ですね。
うちの障子は、摺り上げ障子です。
最近は、「雪見障子」とか「猫間障子」と言ってしまいますが、本来の雪見障子は、下がガラスになっているものです。
猫間障子は、「障子の一部が左右か上下に開くと、猫が通れるから猫間と言うようになった」、と一般に言われていますので、この障子は、「すり上げ猫間障子」、この障子にガラスがはまっていたら「すり上げ雪見障子」と言うと正しいかと思います。
で、すり上げ障子は、重なり部分があるので、このままでは張替えができませんので、外さなければいけません。
外すと張替えが可能ですね。
スライドする部分の左右に溝があり、必ずどちらかが深いので、深い方にスライドすると外れます。
このバネが付いているので、ぐいっと深い方に押しながら外します。
古いのりをきれいに洗い流します。
ブラシで擦りますが、ゴシゴシやると木の繊維が裂けてしまうので、指で触りながら、そっとやりましょう。
で、乾かしてから糊付け。
障子のりは水性で弱いので、薄く塗ると、木の桟に染み込むだけで、障子紙が上手く貼れません。
わりとたっぷり目に塗ります。
はみ出しても濡れ雑巾で簡単に拭き取れますから。
貼り終わってシワがあったら、霧吹きの出番。
あ~ら不思議、ピンと伸びます。
実際に自分でやってみると、張替えには結構手間と時間がかかるのが分かります。
職人さんにやってもらうのも手ですね。
もちろん、ご用命は承ります(笑)。
が、休みの日に子供さんと一緒にやって尊敬を集めてみてもいいかも。
我が家では子供たちは見ていませんでしたが(涙)。
文:鈴木克彦
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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。
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