平屋の家の上棟まで 3
梅雨も明けたようだし、今週も張り切って参りましょう!
今週末は構造見学会ですので、先週の続きで、本日も平屋の「びおハウス」の上棟までの工程の続きをご紹介させていただきます。
小屋組(いわゆる屋根裏空間)を作っている所です。
平屋建てですが、この部分で二階の床を作るように、丈夫な面を作ります。
水平構面と言いまして、耐力壁を頑丈にするのと同じ位、水平の面を上部に作る事が、耐震上非常に大事です。
今回設置した制震装置のミライエですが、大きさが一種類しかなく、この建てものの階高だと大きすぎるため、梁を工夫しました。
階高を上げればそれですむのですが、背の高い平屋ほど間の抜けた建物はありません。
住宅はやはり、低くお淑やかな佇まいの方が美しいので、その辺のかねあいで苦労をしました。
社員大工の丸山↑はもちろんですが、
他の現場監督(写真はもうすぐジイジになる勝亦)も全員参加。
現場での知恵・知識を共有し、精度・密度を上げます。
社員が職人と一緒になって動くのがマクスの最大の強みです。
そのころ現場には、大量の塊が。
自然室温で暮らせることを目指す「びおハウス」の必須アイテム、高密度(60kg/m3)の木質繊維断熱材です。
北海道の間伐材から作られたこの断熱材を、屋根に24cm、敷き詰めます。
そう、イメージは茅葺き屋根。
こちらは、富士IC東の広見公園にある茅葺きの屋根(旧稲垣邸)。
これから家を建てようと思っている方に、ぜひ、暑いこの時期、一度行ってみて頂きたいです。
理由は、その涼しさにビックリして欲しいからです。
もちろん、クーラーは無し。
去年、気温32℃の時、放射温度計で測ってみたところ、
・屋根表面=45℃
・茅葺き屋根のその裏側=28℃
・土間=25℃
・室内の床=27℃
ひんやりしていて全然暑くない。
ウソだと思ってら、今日みたいな日差しの強くて暑くてたまらない日に行ってみて下さい。
この現象は、ぶ厚くて熱容量の大きな茅葺き屋根が、裏面にまで熱を伝える前に夜になるから。
「びおハウス」は、茅葺き屋根の様な、夏涼しい家を目指しています。
それが、【本物のエコ】だと思うからです。
そんな想いを、構造見学会でご覧下さい。ご予約もこちらから。
2013年07月08日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。