リクシルの新世代サッシ
ゴールデンウィーク直前、頑張って参りましょう!
先日、バスに揺られて名古屋まで、住宅設備総合メーカーリクシルの「何とかフォーラム(名前忘れ)」に行ってきました。
狭いバスで二時間半、狭い会場で隣の人と肩を寄せ合い三時間。
エコノミー症候群になりそうな一日でしたが、スライドはこんな感じ。
普通の住宅と高断熱の住宅、三十年間の光熱費を比べてみれば…
みたいなお話なんですが、講演しているのは、ドイツ型のパッシブな家づくりを進める、日本エネルギーパス協会の今泉代表理事。
実は私、すでにこの協会のエネルギーエージェントの資格を取得しておりまして、このセミナーはとっくに聞いているしぃ…(プログラムよく見て参加すれば良かったぁ…涙)。
さて、現在の日本の断熱基準は平成11年に決められた「次世代基準」というのが基本。
今年4月から新基準が出来ましたが、Q値がμ値へと、断熱性の表し方こそ変わりましたが、断熱性そのものは基本的に16年も前の基準がベースになっています。
「次世代」の基準というと、なんだかとっても暖かそうですが、実は諸外国に比べて全然ゆるゆるの基準。
当時、「これからは最低守るべき基準」という名前にすれば良かったのですが…。
ちなみに、この最低守るべき基準は努力基準であって、クリアしているのは現在の新築の約半分。
2020年に義務化予定ですが、業界の反発を受けて見通しは半々だとか…。
これよりずっと高い基準が、とっくに「義務付け」されている諸外国に比べると、かなり後れを取っています。
その、遅れている代表格がサッシ。
が、この春ようやく、日本のサッシメーカーも、本格的な断熱化が始まりました。
それがこちら。
離れて置いてあった、三つのサッシを合成で並べてみました。
断熱性は、ガラスが同じなら、右<左<中央(右と左は結構近い)。
左は、マクスが使っている、樹脂サッシのマイスター。
(マクスのは、トリプルガラスのトリプルマイスターですけどね)
真ん中は、世界基準のエルスターエックス。
世界基準なのは良いけど、売る気があるのかを疑うような値段設定…。
YKKの対抗意識で、一応作ってみました、といった感じ。
で、右が樹脂とアルミの複合のサーモスエックス。
今まで、アルミと樹脂の複合はサーモス?という商品でした。
デザイン的に優れているのですが、トリプルガラスがなかったので、どうしてもマイスターに負けていました。
コストパフォーマンスには優れていたので、その時によっては使ってはいましたが。
ですが今回、断熱性を大きく向上させて、トリプルガラスにも対応、となりました。
内側から見るとこんな感じ。
矢印の部分を見てください。
やはり、アルミの特性を生かし、非常にスッキリしたデザイン。
アルミなので色も自由。
(樹脂サッシも色がありますが、耐久性の面から見るとやはり白になる)
これからは、標準をトリプルガラスのサーモスエックスにしようか…。
連休中に悩もうと思います。
だって、三十年間の光熱費は…、ですね。
というわけで、明日からマクスはお休みをいただきます。
お休みはカレンダー通りです。
OBの皆様は、休み中、緊急で何かお困りのことがございましたら、会社の電話は365日24時間繋がりますので、ご遠慮なくお問い合わせください。メーカーが休みですが、出来る限りの対応をさせていただきたいと思います。
それでは、良いゴールデンウィークを!
そして、連休後は、マクスのイベントもよろしくお願いします!
2015年05月01日
Post by 株式会社 macs
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生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。