回遊できるリビング収納
Vol. 3,953
おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。
僕はこんな気持ちで家を作ってます(長いですけど)。
目に青葉
山ホトトギス
初鰹
JIJI.COMより
旨そうですねぇ…。
てか、こんなの釣ってみたいなぁ…。
初鰹は有名ですが、黒潮に乗って春に北上回遊し
豊かな北の海でまるまると太ってまた南下する
この時のカツオを
「戻り鰹」とか「落ちカツオ」
といって、こっちのほうが断然脂が乗ってうまい
と言うのは魚好きなら知っていることです。
でも、今年は初鰹に脂が乗っているそうですよ。
理由は謎。
回遊魚は潮で大きくルートが変わります。
紀伊半島から東海沖への黒潮のルートが蛇行
するのを
「黒潮の大蛇行」
と言いますが、すでに5年程続いていて
観測史上最長。
この影響もあるのでは?
と言われています。
確かに釣れる魚の顔ぶれが違うんですよね…。
と、釣り好きしか興味のない話は置いといて
住宅も
「回遊できる方がいい」
と言うのはよく聞く話。
設計塾でお世話になっている
建築家の藤井彰さんも
師である吉村順三の思想として
「回遊できる家はいい家である」
とよく仰っています。
本日の現場は富士市の新築注文住宅から。
現場監督の城内と社員大工の宮崎が
打合せ中。
の様子ではなく、その右側。
上の写真は1FのLDKですが
そこに「回遊できるリビング収納」があります。
写真奥は玄関。
玄関からも、リビング収納に入ってこれます。
反対側を向くと…
こんな感じ。
キッチン側から見ると…
こう。
回遊できるのがお分かりいただけると思います。
設計時・契約時には
「ここはだいたいこんな感じで」
としか決まっていませんでしたので、
現場にお施主様も来ていただいて
「どうする…こうする…」
と打合せして、
図面に起こして決定。
最初の段階で図面で確定しておく方が
現場はスムーズに進むのは間違いないです。
でも、毎日図面を見て仕事をしている
なら別ですが
一般の方が図面を見て
・広さや狭さ
・幅や奥行き
・作業や収納のしやすさ
まで空間的に理解できるかどうか?
というと、
まぁ、100%とはいいませんが
非常ーーーーに、難しいと思います。
図面を読み解いて頭の中で空間的に理解する
これってやはり
それなりに訓練を積まないと出来ません。
なので、
作りながら、打合せしながら、進める
のがマクス流。
現場からは「早く決めて!」
と連絡くるし
変更でもあろうものなら職人は
ブーブー言うし
決まらないと工期も伸びるし
間接的な経費もどんどんかかって
いいこと無し
わかってるんですけど
やっぱり進めながらのほうが
お客さんがわかりやすいと思うし
後から後悔したりすることも
圧倒的に減るはず。
だから、現場はそんなふうに進めています。
そうしてで完成すると…
2022年05月13日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。