イベント イベント insta インスタグラム 上部に戻る

ブログ

ブログ

社長ブログ

この地で育てられた四代目です

僕はなぜ家を作るんだ?-08 冷凍

Vol. 3,801

おはようございます。
家族の笑顔と絆を結ぶアルチザン
マクス社長の鈴木です。

 

私の拙いブログでも
マクスのオーナーさんの中には
建てた後も
「なんか癖になっちまった…」
と、読み続けてくださる
変な方たち(失礼)が
いらっしゃいます。

 

そんな、ごく一部の方は

「ん?
 今日は金曜日なのに
 どうした?」

といぶかしがる方が
いらっしゃるかも。

 

本日は、ほぼ「番外編」です。

 

そもそも、この

「自分の過去を振り返って
 なぜ今の仕事を
 やっているのか内省しよう」

というのは

自称
「アホ社長再生プロモーター」
の板坂裕次治郎さんの

365日ブログを書いたら
人生変わる!

という勉強会での学びから
なのです。

※この手の丸2つサインは
 「会社の経済力と経営者の想い」
 の両輪が回って初めて前に進む!
 というシンボルです。
 変なポーズではありません!
 (↑家内に「なにあの変なポーズ?」と言われたので)

 

この一緒に学んだ仲間たちで
FBでグループを作り、お互いに
「365日頑張ろう」
と励まし合っているのですが

グループのリーダー、紅一点の
「いのり姐さん」が
昨日緊急入院!とのこと。

運命鑑定士の
「いのり姐さん」のブログ

愛と勇気を配るアンパンマン
のお話のようなブログです。

 

グループ内では
「スナックいのりんのママ」
の愛称で毎日みんなを
励ましてくれているので

ここはひとつ
笑わせて元気にしなければ…

 

他人の失敗談ほど
面白いことはない。

これは僕の
めっちゃ悲しい失敗談です。

 

ということで
前置きが長くなりましたが
急遽、過去にワープです。

 

 

北海道大学水産学部を卒業し
水産庁で働くことになります。

国家公務員
ということになるのですが
僕が務めたのは…

「北海道サケマス孵化場
 十勝支場 鶴居事業所」

という、3人しかいない
ど田舎の事務所。

グーグルマップより
右手前が釧路の町
右の奥(上の方)は
知床半島と北方領土。

 

釧路市の上が
前回登場した釧路湿原
その左側が
僕が住んでいた鶴居村。

なんもねぇ…
ぽつんと一軒家、みたい。

アップしてみると
あっ!
30年近く前に住んでた官舎
が写ってる!(黄)

 

いやぁ…懐かしい…。
ちょっと泣きそう。

官舎に一人で
暮らしていました。

 

青く写っているのは
サケを育てる池。

 

そう、僕の仕事は
サケマスの孵化放流事業。

 

サケは川を遡って生まれた川に
帰ってきます。

川をせき止めて捕獲し
この池に入れて
「蓄養」します。

成熟を待つんですね。

 

以下写真はすべて
さけます内水面水産試験場より
(私が務めていた組織は行革でなくなっています)

お腹を触ると
成熟しているかどうかがわかる。

写真は軍手していますけど
僕らは上司に
素手しか許されていなかった…。

季節はちょど今頃。
北海道ですよ?
しかも、道東ですよ?
冷たくて手がしびれます。

 

お腹を専用のナイフで
シャっとひらくと
いくらがドバっと出てきます。

 

それに精子をかけて撹拌。

 

水に入れると受精して
手で潰れないほど固くなります。

それを、上のようなBox水槽と呼ばれる
大きな水槽に入れて孵化を待ちます。

 

孵化する頃になると、小石を敷き詰めた水槽にまく。

 

生まれたばかりの稚魚。
お腹に「ヨークサック」
という袋がある。

 

これが無くなる頃から
餌付けを開始します。

 

こんな大きな池に移すんです。

 

そして、僕の失敗談へ…

トラックに積んだ大きな水槽
から
太いパイプと大きな樋で
池に稚魚を移します。

池の中に立っているのが僕。

 

そこで
「ハッ!(汗)」
と息を呑みます。

 

僕がセットした大きな樋が
水の重みで外れかけている
のに気付くのです。

 

とっさに
樋の下に潜って肩に担ぎ
必死に持ち上げようとします

水の重みに敵うはずもなく
あっけなく、樋は外れる。

 

その時の光景は、

今でもまぶたを閉じると
フラッシュバックします。

青空を泳ぐサケの稚魚たち…

と思った刹那

大量の水が僕の頭に
ドバァーっと降り注いで
頭は真っ白に…

 

繰り返します。
道東の、山奥の、12月です。

めっちゃ寒いんです。

そのままでは死んじゃいます。

 

「何やってんだぁ!」
「さっさと風呂入ってこいっ!」

めっちゃ怒られて
青で指す池から
黄色の官舎まで
トボトボと
一人歩く僕。

 

すぐに熱いシャワー
じゃないんです。

そんなの付いてない。

まず浴槽に水をためる。
 ↓
水がたまったら
風呂釜のスイッチオン。
 ↓
温まったらやっと風呂。

 

その間
ガタガタ震えながら待つ。

待っている間
着替えなきゃ死んじゃう!

 

なんだけど…

髪の毛がヘルメットみたい
に凍ってる!
(冗談じゃないよ?マヂだってば!)

 

パリパリと音を立てながら
凍った服を脱ぐと

襟から背中から
チリメンジャコみたいに
カッチカチに凍った
サケの稚魚が
ボロボロと床に落ちる。

情けなくて泣いちゃった…。

身も心も凍る…
ホントの意味でね。

 

いやぁ…
北海道は寒かったなぁ…。

毎朝温度計る係
だったんですけど

今でも覚えてる。
一番寒かった日
マイナス28度でした。

やぱり
あったかい家が良いね!

って、強引すぎるか(笑)。

 

続く

 

追伸
いのり姐さん、笑えた?
早く元気になってね~。

2021年12月17日

Post by 株式会社 macs

About Me

img
鈴木克彦 株式会社マクス 代表取締役

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。

ほぼ毎日家づくり相談会、開催中!

土地選び・理想の家・資金計画など、何でもご相談ください

営業しません

否定を表す手
マクスの営業マンは
0人です

ほぼ365日開催

頑張っている時計の顔をした人
最終は19時スタートなので
仕事終わりでもOK

お子様とも安心

ハートを手で包み込む
育児経験のある
女性スタッフが子守します
駐車場・キッズコーナーあります
fb ig 友だち追加
Copyright@2016 MACS. All RIght Reserved.