大工が基礎を作る意味
本日は函南町で工事中の新築注文住宅現場からです。
本日のモデルは、新潟県からやってきた新人社員大工の岡本彰太。
新人ながら、
新潟の工務店で5年間大工の修行を積み、
建築技能検定一級の腕前を持ち、
さらに彼女募集中です。
そんな、新人なのに彼女募集中、じゃなかった、新人なのに既に一人前の大工である岡本がやっているのは基礎工事。
大工だけど基礎工事。
涼しい新潟から暑い静岡に来て、大工工事じゃなくて基礎工事。
耐Qパネルという特殊な工法です。
別の現場での施工風景動画です。
このように作られます。
というわけで、大工が型枠と鉄筋工事を終わらせ、コンクリート打設。
もちろん、第三者機関の検査を合格してからの作業になります。
今年は6月初旬でもう真夏日。
新潟から来て暑さにやられるといけないので、「空調服」を着させています(笑)。
それくらい暑い、「暑中期間」となるので、コンクリートも温度補正を行い、強度30kNでの打設です。
型枠が浮いていて、ベース部分の耐圧盤と、立ち上がり部分が、同時に、一体打設されているのがお分かりいただけると思います。
打設完了。
もちろん、大工がやらなければならない理由はありません。
が、大工は基礎が終わるとすぐにその後を引き継ぎます。
基礎が平らでなかったり曲がっていたりしたら、困るのは自分。
しっかりやらなければ自分の仕事が大変になる。
だから、社員大工たちが、自分の家を作るように丁寧に正確に作ってくれます。
施工に責任を持つ。
これが、自社社員大工が基礎をつくる意味です。
日曜日は、そんなふうにして作っている建物の構造見学会です。
午後の部のみ、まだ予約承ります。
2021年06月11日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。