地盤改良 スーパージオ工法-2
昨日に引き続き、富士宮市の新築注文住宅の工事現場より、新工法の地盤改良工事の様子をご紹介させていただきます。
東京から検査員が来て、現場監督の城内が高さを測定している様子を写真撮影中。
社員大工の原田が全員からイジメられ中…
ではなく、試験用に砕石を掘り返して、
前回敷いたシート ↑、まで掘り、
シートから上の砕石の厚さを測定、写真撮影中です。
と、このように検査は進み、いよいよスーパージオの登場です。
スーパージオって???
再生プラスチックで出来たこのトレイを、
上下で合体。
昨日の写真にあった溝に合わせて敷き込んでゆきます。
スーパージオの穴に砕石やこの上に施工するコンクリートが入り込まないように、上部を専用シートで封印。
隙間に砕石を敷き込んでゆきます。
このようにして、スーパージオを敷き込んでゆきます。
これがなぜ、地盤改良になるのか?
それは、重い土を軽いスーパージオで置換している、というのがその理由。
※
もっと専門的には、更にこの後に続く基礎工事にて、耐圧盤と立ち上がりの一体打設にすることで外部からの水の侵入を防げるので、基礎の底版を深くでき、重い土の分量を削減しています。
って、この説明はよくわからないと思いますので、この後の基礎工事の際に改めてご説明をさせていただきます。
この工法、もちろん、地盤の柔らかい部分(軟弱地盤)の深さによって、スーパージオの種類や深さなどの施工法も変わるのですが、今回は、それほど軟弱地盤が深くないので、一番薄いタイプのスーパージオですみました。
けれど、従来のセメントを使った表層改良(以前のブログ:富士市で表層改良工事)に比べ、かなりの割高になりました。
が、その割高分のデメリットを大きく上回るメリットがあります。
それは、
「地震の損害を100%保証する」
大手損保会社の免震保険(業界初)がついてくるということ。
高額な地震保険は、車と同じで再調達価格ではなく、時価に対する保証です。
しかも、全壊しても、その時価の半分までしか保険料は出ません。
また、一般的に、地盤改良における不同沈下の保証、つまり、家が傾いてしまったときに直せる保証は、不同沈下の原因が地震であった場合は免責(保険が出ない)なのです。
そう考えると、地震に対する安全という意味で、いかにこのスーパージオ工法のメリットが大きいかがご理解いただけると思います。
そもそも、このスーパージオ工法が、なぜ、地盤改良工事になるのか、そして、なぜ地震対策にもなるのか、を動画でご紹介しておりますので、こちらをご覧ください。
と、いうわけです。
保証という面で、これは良いシステムだと判断しましたので、この工法に取り組んでいこう、と思ったのでございます。
で、新しいことに取り組むときは、現場監督はもちろん、社員大工も、そして私も、みんなで一緒に体を動かす、がマクスのスタイル。
君も、【ものづくり工務店】で、いっしょに、素敵な家づくりをしてみないか?
正社員(現場監督・大工・職人)募集!
と宣伝をはさみつつ、
シロアリ忌避効果のある防湿シートを施工して、この日の作業終了。
続きはまたご紹介させていただきます。
2020年06月11日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。