富士市の注文住宅に制震ダンパー
二回の雨天延期後、何とか無事上棟できたこちらのお宅ですが、担当の社員大工の丸山は、一日目と二日目の上棟の間が一週間空いてしまい、その間、ヤキモキしながらブルーシートの養生の中で出来るを事をやっていたのでした。
そんな上棟前の雨の日、様子を見に。
設計の祭子ちゃんが熱心に写真を撮っているのは…
制震ダンパーです。
断熱材と干渉しないように養生テープをまいています。
こんなごっつい専用のビスで固定。
制振ダンパー屋さんが計算してくれた箇所に、社員大工の丸山が固定しています。
こんな感じに納まります。
外周面は、白いモイスという面材で耐力壁となり、内部には、耐力壁は最小限で設置。
将来の間取りの変更を容易にするためです。
でも、将来のリフォームでも、位置の変更は、まず考えられない階段などは、横にガッツリ筋交い(木のばってん)を入れて耐力壁に。
耐力壁は「固い動かない壁」のイメージですが、大地震の際には、必死に「動かないように」耐える壁であって、わずかに動くわけです。
地震に耐える【耐震】です。
そして、その僅かな動きが大きくなって許容値を超えると、建物は壊れて倒壊、となります。
この制震ダンパーは、その僅かな揺れを、さらにオイルダンパーの力で吸収して地震力を減衰してくれます。
地震の力を制御する、制限する、抑制する【制震】です。
許容応力度設計による最高等級の耐震等級3の耐震と、ダンパーの制震。
施工していて、ものすごく安心感があります。
こちらのお宅は、雨による上棟の延期で構造見学会ができなくなってしまいました(あまり先に行くと構造が見えないので)が、ご希望の方は個別にご案内も可能ですので、制震ダンパーが見たい方はご遠慮無くお申し付け下さい。
次回の構造見学会をやるお宅の情報は、↓こちらです。
2018年09月20日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。