土地の契約前に必要なこと-1
ん?
連休疲れで休憩中。
ではごさいません。
座っているのは訳がある…。
何をやっているかと言うと、地盤調査です。
今回の調査は、表面波探査法という調査方法。
以前はもっぱらこの方法だったのですが、ここ10年ほどはSS法ばかりでしたので、スタッフに見ておいで、とみんなで見学に行ったのでした。
(動画付きのSS法の時のブログはこちら)
スタッフがのぞいているのは…
パソコンのモニター。
設計助手の祭子ちゃんが座っているところ。
これが起振装置。
座ることで、より地面と密着していい振動が地面に伝わります。
この装置が、
ビッコビッコビッコ…とゆっくり動いたり、
ビコビコビコビコ…と早く動いたりして、
地面に振動を伝え、その伝わり方を、地面に刺した2つの測定子で読み取ります。
地面の中の土の種類や硬さで振動の伝わり方が違うため、掘らなくてもある程度の深さまで、地盤の硬さがよく分かるというわけです。
SSとの違いですが、SSの最大の弱点は、たとえ柔らかい層でも、たまたまあった大きな石などにドリルが当たると、硬い岩盤とみなされてしまう危険がある点です。
もちろん、測定ポイントが数箇所なので、大きな誤差は出にくくはなっていますが。
今回の表面波探査法も、前の道路を車がひっきりなしに通る、とかだと、正確なデータを得にくい弱点があります。
いずれにしても重要なのは、
『土地を購入後、建物を建てる段で、地盤補強工事に多額の費用がかかることが判明』
では資金計画が崩れて困る。ということです。
ですから、土地の購入前に、プロの判断を聞いてみるのが定石だと思います。
ちなみに今回の調査では、茶畑からの造成なので、表面の地盤が弱く、何らかの対策が必要。
なんとか安く抑えるため、知恵を絞り中です。
こうして家づくりは色々とステップを踏んでいって完成します。
しっかりした工事あってこそ、長く安心して住める家になります。
そんな家にお住まいのOBさんの声を聞いて見る企画のご紹介。
ぜひご参加下さいませ。
2018年05月10日
Post by 株式会社 macs
About Me

生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。