燃えない木の外壁は どの程度燃えないのか
昨日、一昨日と、『燃えない木の外壁』について書きましたので、本日は、それがどの程度燃えないのか、はたまた燃えるのか、
を実験してみたいと思います。
用意したのはマクスの木の外壁。
実際に今工事中の現場から切れ端を持って来ました。
こちらは表面。
お施主様がDIYで防腐塗料(グレー)を塗ってくれました。
『ベベル』と言いまして、この様な三角形の断面です。
カナダ産のオールドグロスのウエスタンレッドシーダー(日本名:米杉)で、カナダでは、ずっと昔から有る伝統的なデザイン( 形状)です。
オールドグロスとは、一般的に樹齢200年以上の原生林を言いますが、カナダでは、政府が登録された伐採業者に毎年の伐採地区と量を振り分け、伐採後植樹をしたらあとは自然のまま、と言うスタイルで、日本の管理された二次林とは違いますが、厳密に言う と原生林とも違うかも知れません。
対照群がないと実験とは言えませんので、マクスが外構のフェンスに使っている杉の板と比べてみましょう。
こちらも現場から持って来た切れ端。
杉の板を、圧力釜に入れて防腐剤を注入処理しており、それに外壁材と同じく防腐塗料(茶)を塗ってあります。
二つを並べて、実験開始!
ジェットライターで炙ります。
左が普通の板、右が燃えない木の外壁です。
【全く燃えない】わけではありませんが、とても燃えにくいのが分かります。 『安心』・『安全』大事ですね。
2016年08月04日
Post by 株式会社 macs
About Me
生存確率50%の超未熟児だった娘が退院して家族がそろった夜に涙してから 家は家族の絆を育む場所だと気付く。地元で百年。これからも社員大工たちと共に創りあげ 家族の笑顔と絆を一生涯守ってゆくのが私の使命。