ヒラメのお造りを堪能
本日から七十二候は、春分の次候で【桜始開:さくらはじめてひらく】。
マクスの駐車場の老枝垂桜は随分散ってしまいましたが、ソメイヨシノは本番ですね。
そして、そのマクスの社長の鈴木のもとに、ついに!
「サクラサク…」
が!!!
小さな会社の宿命ですが、社長には休日など、無い…。
でも、月に一日はお休みをもらって、小学校の同級生と二人で、駿河湾の内浦にボート釣りに出かけます。
釣りに行く日を指折り数えて、夜な夜な仕掛けを作る。
老眼鏡がないと仕掛けが作れなくなってしまったのは残念ですが、それでも、作戦を立てながら仕掛けを工夫するのは至福の時間。
ついに!
サクラサク!
キターーーー!
ヒラメ、ゲーット!!!
大きすぎてタモを折ってしまいましたが、もう、全然気になりません。
「折れるほどかよぉwww!」と、かえって嬉しいくらい。
私の特製の桧のまな板も、今日は小さく見える。
体長65cmでした。
長男の70cmの記録に及ばないのは、まぁ、よしとしましょう。
「左ヒラメに右カレイ」
有名ですね。お腹を手前(と言うか下)にして左に目があるのがヒラメ、右にあるのがカレイです。
ヒラメとカレイの違い、それはこの顔。
カレイは、イソメやゴカイやエビなどを食べますが、ヒラメの主食は魚。
この獰猛な顎と歯、こいつに噛まれたら大怪我です。
このヒラメも、生きたアジを餌として泳がせて釣りました。
(いわゆる泳がせ釣り)
ヒラメやカレイは特殊な形に見えますが、他の魚と基本は同じ。
胸鰭はちゃんとカラダの左右(裏表ではない)にあるし、
ほら、腹鰭もちゃんと対であります。
こちら、裏面じゃなくて、体の右側。
養殖されて稚魚で放流されたヒラメは、この面が真っ白じゃなく、黒い模様が入ります。
理由は不明です。 こいつは天然の証拠。
ヒラメと言えば、お年寄りが、
「ヒラメやカレイは妊婦に食べさせちゃダメ!」
って言うの、聞いたことありませんか?
最近は、「この魚は水銀が蓄積されやすいからNG」とか、「抗生物質が残留しているから養殖魚はNG」とか、そんな話も聞きますが、これらの真偽のほどや許容量は別として、
お年寄りが言う「妊婦さんに良くない」というのは、ただの迷信だと私は確信しています。
(水銀の研究や養殖など無かった時代から言ってるので)
上の写真がヒラメの卵巣。
指差す部分に、大きな骨を挟んで左右(裏表)に二本、深ーく伸びているのです。
破れて卵がこぼれない様に、そーっと引っこ抜いたところが上の写真(右側に伸びている部分)ですが、なかなか外れにくい。
これが「難産」を連想させ、「妊婦に食べさせるな」となったのだと思います。
卵巣は勿論、お刺身にした残りの頭や骨だけでなく、内蔵もよく洗って煮付けると美味しい部分がいっぱい。
心臓に、肝臓に、胃や腸まで。
写真の「食道と胃」は、裏返してよく洗っているので臭みはなく、コリコリして美味しいのです!
でも、やっぱり、なんと言っても「お造り」が最高っ!
真ん中が縁側。
プロじゃないので盛り付けはこれくらいでご勘弁を。
ちなみに、お造りは、武家文化で「お刺身」の字を嫌って「お造り身」と呼んだことから来ているそうですよ。
お刺身でもお造りでも、どっちもで美味しいんですけど。
ヒラメは5枚おろしにすれば、さばくのもそんなに難しくありません。
(縁側を上手に残すのがちょっと難しいけど)
ヒラメのお造り、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?
文:鈴木
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住まいマガジン「びお」の、静岡地方版ざます。
工務店のマクスから、家づくりの情報とは違った切り口で、「住まいと暮らしの視点」からローカルで旬な話題を発信してゆこうと思っておりますワン。
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