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機那サフラン酒製造本舗土蔵

新潟出張のご報告がもう一回ありました。
ので、ミニ建物探訪です。

新潟は、

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こんな具合で雪景色でした。
私たちにはなかなか見慣れない光景ですね。

ちなみに、新潟の人にはこんな景色は逆に見慣れないでしょう(笑)。

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私の事務所の席から見た今の富士山。
今日は空気の透明度が高く、雲と富士山との距離感がくっきり見えたので写真に撮ってみました。


さて新潟に戻りましょう。
帰りの新幹線は長岡から乗ったのですが、長岡市には、摂田屋地区と言うところがあります。

摂田屋は「接待屋」がなまったものだそうで、その由来は、平安時代に租税である米を収める役人の集団や、旅の僧侶などを休息させる施設を指す言葉で、全国各地にあるのだそうです。

ここ長岡の摂田屋は、上野寛永寺の領地として天領(江戸幕府の直轄領)に組み込まれ、長岡藩領とは異なる規制の元、豊富な湧き水と美味しい米の地の利を活かし、酒・味噌・醤油の名醸地として発展しました。

現在でも6軒の蔵元が500m四方に点在する街で、商店街の雁木(がんぎ:雪除け用の木造のアーケード)と共に、散策が楽しい街です。
(すみません。雁木の写真忘れました。)


香りと情緒を楽しめる摂田屋地区ですが、やっぱり一番すごい建物はこれだ!

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機那サフラン酒製造本舗土蔵。
目を見張る鏝絵の蔵です。

明治から昭和の初めにかけて薬味酒で一世を風靡した初代吉澤仁太郎が贅を尽くして築いた建物だそうです。

それにしても、

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この極彩色の漆喰鏝絵。
西洋のフレスコ画に一歩もひけを取りませんね。

新潟県中越地震による被害は甚大で、復旧も大変だったそうですが、その甲斐もあり、現在は国の有形要録文化財に指定されています。


東大教授にして全国の自然素材を真っ向から見つめ、大胆に(というか、大胆すぎるぅ…笑)建築に採り入れる、あの藤森先生が、
「全国こて絵番付を作ったら“横綱”にランクしてかまわないのでは」
と碑文によせていました。

確かに…(笑)。
でも、先ほども新潟の雪景色に富士山を対抗させたので、今回もこの鏝絵には、静岡県としては伊豆の長八美術館で対抗ですね。
そのうちご紹介しましょう。
…私って結構郷土愛に溢れてたのね…?(笑)


こちらでは、現在でもサフラン酒を売っていただける、との情報を小耳に挟み、

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こちらでしつこくピンポンピンポンを繰り返しましたがお留守の様で断念。

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雪国なのにこの瓦は凄いなぁ…などと思いながら、こちらを後にしました。


でも、酒・味噌・醤油の名醸地とくれば、やっぱりお酒を見に行かなければ!
と思いまして、吉乃川株式会社に行ってきました。

こちらは、1548年に上杉謙信が春日山城入城した年に創業したという超老舗の酒蔵。

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やはり、中越地震の際にはひどい損害を受けたそうですが、現在も、460年を越える伝統の技を守り続けていました。
まさに継続は力ですねぇ〜、素晴らしい!

お酒が出来るまでをビデオ鑑賞し、酒造りに関する色々なお話を聞いてきました。

印象的だったのは、精米のお話し。
「ここだけの話ですけどね…」とうかがったのは(ブログに書いていいのか?)、
精米したかすは、米菓など、様々な用途に使われるので、産廃になる様なことはないのだそうですが、別のメーカーに行ってさらに酒造りに使われる場合もあるのだそうです。

私は好きなくせに弱いので、お酒は「飲みやすい」が美味しさの基準ですが、
雑味を消すのに活性炭を用いたり、
味わいや香りを出すためや、逆に余計な成分を取るために、化学的な足したり引いたり、
「こういったことはどうかと思いますね」
との事でした。

う〜ん、ナルホド。
日本酒でも建築でも、美辞麗句やセールスのノウハウで、消費者は判断してしまいますが、真実はその向こうにあるって事でしょうね。

世に銘酒・高級酒・幻の酒などと名が付くブランド酒は多いですけど、スーパーやコンビニに並んでるって事は、そんなこだわりの逸品が大量生産されているって事ですから、やっぱり普通に考えればおかしな事ですよね。

「最高金賞の受賞回数では負けないんですけどね…」
「宣伝の戦略で負けてますね…」
そんな苦笑いの裏に、酒造りへの熱い情熱を見た気がしました。

で、その情熱に打たれ…

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試飲をしたのですけど…
何回目からは味が良く分からず…
結局みんな美味しかった(笑)。

吟醸酒を醸した吟醸粕を原料に造り上げた【吟醸焼酎極上吉乃川】
期間限定のにごり原酒【越美人】
清酒六段仕込みの原酒に梅品種「紅サシ」を漬け込んだ【六段梅酒】

をお土産にゲット。
このチョイスを見れば、私の酒音痴加減が明々白々。


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