- 2011.01.12 水曜日
- 正月明けのブログは、ちょっとお仕事モードではなかったので、今週後半は真面目に行きます。
マクスでは現在、機械的な動力をほとんど使わずに太陽の熱を採り入れる、『パッシブソーラー』と言う考え方に取り組んでおります。
何もそんなに難しいものではなく、断熱性をよくした上で、南面の窓からお日様をたっぷり採り入れたら、その熱を逃がさない、
これも立派なパッシブソーラーだと思います。
システムとして、 「次世代パッシブソーラー そよ風」に取り組んできましたが、昨年竣工した二棟の冨嶽町家は、屋根形状の関係で、「ソーラーベント」を搭載しました。
どちらもパッシブソーラーシステムです。
取り組むだけなら簡単です。
ですが、それがお客様にとって本当にメリットがあることなのかどうかは、メーカーの言うことを鵜呑みにせず、しっかりと検証して行く義務があります。
そこで、お客様の了解を得て、昨年末、屋根に取り付ける「そよ風」と、壁に取り付ける「ソーラーベント」の異なる二棟のお宅で、温度測定をさせていただきました。
どちらも地理的に近く(車で五分ほど)、
どちらも現場発泡の吹き付けウレタン断熱で、
どちらもリビングに蓄熱暖房機を備え付けており、
どちらもお施主さんが協力的(笑)、
と言う理想的な条件がそろったのでした。
↑こちらはメンテナンス用の戸を開けた所。
室内循環用のリターン口にセンサーをセット。
↑こちらはリビング。
蓄熱暖房機の運転状況も分かるように、機械の上に記録用センサー設置です。
そのほかにも数カ所、測定器を設置して…、こちらが結果。
寒くなり始めた11月上旬から3週間、連続測定しました。
えっ?グラフが小さくて見えない?
はぃ、実は一年で一番寒い、今月末の大寒の頃、再度測定して考察をまとめようと思っております。
ですから、結果はあと一ヶ月半ほどお待ち下さい(笑)。
さてさてこのパッシブソーラー。
「そもそも、太陽光発電とはどう違うの?」
そんなご質問をいただきました。
太陽光発電とは、太陽の光エネルギーを電気に変え、昼間は電線に送って、電力会社に電気を“売り”ます。
「太陽光電池」というネーミングから、昼間に充電し、その「電池」で夜の電力をまかなう、と誤解している方がいらっしゃいますが、そうではありません。
「時間帯別電気料金」で契約するので、昼間は電気代が高く、夜間(深夜は特に)安い。
電気代が「高い」時に電気を“売”り、「安い」夜に電気を“買”うから、トータルで電気代が浮く、と言うカラクリです。
さらに今、景気対策&二酸化炭素対策で、売電価格が二倍、つまり昼間は今までの倍額で発電した電気を買い取って貰えます。
おぉ!
これは得だ!
で、マクスは…?
ともご質問されますので、太陽光発電の事を書いてみようと思います。
冒頭にも書きましたが、得だ! エコだ! のイメージだけで営業してはいけないんです。
しっかりと検証してから営業しないと工務店は×。
というわけで、続きは明日。
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