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銅板葺き工事

いよいよ今年もあと二週間。

「年内に何とか…」
とのお客様のご希望を出来る限りカバーさせていただくため、監督・職人とも、目が殺気立っています(笑)。

そんな中、会社も年内に綺麗にしましょ、と痛んだ外壁を補修&塗装中です。

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足場を掛け、高圧洗浄が終わり、現在痛んだシーリングの補修中。

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サイディングの最大の弱点は、この版と版の間のシーリング。
このシーリングから10年間、漏水がない様に制度は求めていますが、特に南面などはシーリングは絶対に10年など持たず、チョーキング(白く粉がふく)・ひび割れ・剥離、等が起きてきます。

写真は、シーリング材の接着性を良くするため、シーラーを塗っているところです。


今回、補修施工したシーリング材の上から塗装を施すことで、シーリング材の上に塗膜が出来るので、シーリングそのものの紫外線劣化を防ごう、というのが狙いでもあります。

これは、ALCの外壁のシーリングと同じ考え方です。
(ALCはサイディングと違い、現場塗装なので、シーリングの上に塗装がされる)


さて、会社の塗装工事と同時進行で、先日から何回かご紹介していますが、会社のお社(おやしろ)に、上屋を作っています

上屋は大工工事が終わり、板金工時に入りました。

s-101220 (2).jpg

上屋は、銅板葺きです。

中学生の科学を思い出してみましょう!
銅はイオン化傾向が小さいため、塩酸や希硫酸といった酸とは反応しないものの、硝酸や熱濃硫酸のような酸化力の強い酸とは反応します。
つまり、屋根材としてはとても錆びにくく、軽いから地震にも強く、理想的な材料と言えます。

でも値段が高いので、神社仏閣をのぞき、一般住宅では高級和風建築以外、ほとんど見ることがありません。

また、錆びにくい銅が、昨今の酸性雨で腐食するのもまた事実です。
(そんなに雨って酸性が強いのだろうか…? すみません、メカニズムは知りません。)

銅板葺きの特徴として、葺いたときのテカテカが、経年変化で焦げ茶になり、さらに、緑青(ろくしょう)と呼ばれる、深みのある緑に変わることです。

鎌倉の大仏さんの緑、あれが緑青ですね。
空気中で、酸化による化学変化が起こるためです。


と、化学のお話しはさておき、銅板葺きはなかなか見ないので、ちょっとご紹介しましょう。

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他の金属屋根と違い、あまり需要がないので、成形された既製品を見かけません。
この様に、板金屋の手作りです。

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「はぜ」と呼ばれる折り目を作り、雨が漏らないように板金通しを繋げて行きます。
「はぜ」は、「鈎」または「馳」と書くようです(知りませんでしたけど)。


それでは、そんな「はぜ」を動画でどうぞ。




会社ではさらに、大掃除の前にと、大工工事の合間を縫って、自発的に休日出勤までして工場の材木置き場の整理整頓と、使いやすい様にリフォームに励む社員大工の丸山。

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さらにさらに、有り難いことに、大きな工事のお引き合いが…
監督達は日が高いうちは現場を周り、夜は見積もり&打合せの日々…

社長は…
あ、
あのね、

ぼ、
ぼく…

ラグビーをね…
応援に
ね、

行くもんでね、

お休み欲しいんですけどぉ…


あはははぁ〜っ
(笑ってごまかせっ!)
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