- 2010.11.16 火曜日
- 昨日まで富士山には雪がほとんど無かったのに…
「いや〜、一晩で降ったなぁ〜」
…なぁんてのんきに言ってる場合じゃない!
裾野市で建設中の長期優良住宅先導事業の家。
気付けば上棟より何もアップしておりませんでした(猛反省)。
お話ししたいことがありすぎるのに、短くまとめる文才がない私は、ついついブログが長くなり、現場の進捗状況のご報告が…
あっ!言い訳も長い!
申し訳ございません。
というわけで、携帯メルマガ会員様には既にお伝えしてございますが、今週末、この裾野市のお宅で構造見学会を開催致します。
詳しくはマクスのお知らせのページをご覧下さいませ。
さて、早速その長期優良住宅先導事業のお宅をご紹介致します。
上棟後、何をおいても直ぐやらなければならないのは、屋根をまとめることです。
雨仕舞(あまじまい)です。
このお宅は、次世代パッシブソーラーの「そよ風」を搭載しておりますので、他の現場監督も手伝って、まず屋根の「そよ風」をまとめます。
屋根にはこの様に、採熱版と呼ぶ、錆びにくいガルバリウム鋼板製の板を取り付けます。
回りの下地はもちろん、全て腐りに強い桧です。
この様に、下地の桧材の釘打ちの際には、その部分には全てシーリング処理をします。
念には念を入れます。
いわゆる蛇ジャンケン状に空気が蛇行しながら渦を巻きながら登ってくるので、屋根面での集熱効果を高めます。
OMソーラーやソーラーれん、そしてこの「そよ風」もみんな兄弟のようなシステムですが、「そよ風」では、ガラス集熱とこの採熱版集熱を選べます。
(ガラス集熱の例)
どちらも一長一短がありますが、
「ガラス集熱」は、冬期の採熱効果が非常に高く、とにかく冬暖かい、かわりに、夏は暑くなりすぎることで、材料を傷めるリスクがついて回ります。
「採熱版集熱」は、冬期において風が吹くとどうしても屋根から熱が奪われてしまい、採熱効果が薄れます。
そのかわりに、夏、熱くなりすぎる心配もなく、夏の夜の放射冷却効果を享受出来やすいメリットがあります。
(ガラス集熱の場合空気層が断熱効果を発揮し放射冷却効果が薄れる)
結論から言えば、今までの施工上の経験、施工後のお客様の声、メンテナンスの考慮、から総合的に判断すると、温暖な静岡ではこの採熱板方式が良いと現在は考えております。
長期優良住宅先導事業の家 構造見学会 2010/11/20(土)
【完全予約制】詳しくはマクスのお知らせページより - 桧の家 住宅のお話し > 【裾野市】パッシブソーラー | comments (0) | trackbacks (0)
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