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100年コンクリート

月曜の薪割りのダメージが、翌日の火曜よりも、翌々日の本日襲ってきている今日この頃…。

泣き言はおいといて、本日は住宅の基本、つまり文字通り“基礎”である、コンクリートの基礎をご紹介させていただきます。

s-101013 (1).jpg

薪割りの際、お客様奥様より、
「最近城内さんのブログの更新が無いね〜って話してたんですよぉ」
との事。

そう、城内監督は明日からの上棟を控え、現場に張り付いてテンパっているのでした。

そんな城内監督が覗いているのは、コンクリートの型枠の高さを見る機械。

このお宅は、長期優良住宅先導事業によって工事が進んでおりますので、基礎がとにかく頑丈。
日本建築学会の百年コンクリートという仕様に則っています。
構造計算で強度を求め、
30kNという高い強度のコンクリートで、
さらに先導的取り組みとして、スラブ部分(一番下の平らな耐圧盤の部分)と立ち上がりを一体に打ちます。

s-101013 (3).jpg

通常、耐圧盤を打って固まった後、その上に立ち上がり部分を打ちますが、継ぎ目無く一発で打つために、写真の様に、立ち上がりの型枠が、宙に浮いた状態で固定されています。
その高さを正確に固定するために、城内監督が機械を覗いていたわけです。

ちなみにこの型枠は断熱材で出来ていますので、打設後はそのまま基礎断熱となります。

も一つちなみに、上の写真で右と左の鉄筋の間隔(ピッチ)が異なるのは、構造計算によります。

左は13ミリの異形鉄筋を、縦横10cm間隔で入れています。


s-101013 (4).jpg

長期優良住宅における「維持管理の容易性を確保」するため、給排水などの配管を、コンクリートを傷めることなく交換できるように、鞘管方式にしているところです。

この鞘管を先に埋めておけば、この鞘管の中は、配管の交換が自由自在という事になっております。


s-101013 (2).jpg

こちらはベランダの足を受ける基礎。
こちらは構造計算に関係なく、設計上、やたら頑丈にしているだけです。


s-101013 (5).jpg

こちらは大黒柱を受ける部分。
もちろん、ここも、構造計算とは無関係ですが、やたら頑丈にしています。
こうなるともう、ムキになってると申しましょうか、ヤケになってると申しましょうか、職人も楽しんで頑丈にしている感があります(笑)。

家を支える基礎が頑固なのは良い事です。

明日の上棟は、現場からブログアップしますのでお楽しみに!


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