- 2010.07.23 金曜日
- 三島市の次世代パッシブソーラーそよ風搭載の長期優良住宅です。
昨日の続きです。
早速、昨日の続き、このお宅の「暑さ知らずの涼しい家の秘密」
を見て行きましょう。
昨日の畳スペースの写真に写っているハシゴを登ると、次世代パッシブソーラーそよ風システムの心臓部があるメンテナンス室に着きます。
ってこれだけ広ければ十分ロフトですね。
パッシブソーラーは、屋根面で暖められた空気を床下に送り、ベタ基礎で蓄熱し、建物を暖めるのですが、
勿論それは冬の話。
今のこの暑さでそんなことしたら、とても住めません。
夏は、屋根の上のファンが、直接棟のところで排熱をし、室内に熱が伝わらない様にしています。
そして、夜。
放射冷却で屋根面の温度が下がるとその冷えた空気を床下に送るわけです。
だから夏でも涼しげ。
(詳しくは「そよ風」のページにて)
昨日の最後の写真でも、ロフトに窓がありました。
家の一番高いところに窓があれば、暖かい空気は軽くなって上昇する物理の力によって、自然に換気されます。
窓全開にして風を通してあげれば、家中風が通る。
リビングの天井にはこんな穴があり
格子で二階と繋がっています。
ここでも、風や光や気配が緩やかに繋がります。
この様な自然の力を受動的に受ける家作りが、パッシブな考え方、と言われる所以です。
エアコンに頼らなくても、
窓を開けっ広げれば、この景色!
風が気持ちぃ〜っ!
高台に建つこの家の利点を100%発揮しています。
住宅の性能やデザインは、それ自体が主張するのではなく、そこに住まう家族の住まい方を陰からがっちりサポートするのが理想だと思います。
【ブログ上完成見学会 前編】
に書きましたが、このお宅のコンセプトは、
「パン工房のある高台の家」
ご夫婦の趣味であるパン作りを効率よく行えるオーダーのキッチン(作る様子は、オーダーキッチン1,オーダーキッチン2)と、人がわいわい集まれる居心地の良いリビング。
リビングとキッチンとウッドデッキとがみんな繋がって、わいわいパン作りしたり、薪ストーブでピザ焼いたり、ハーブティーを飲んだり…
そんな生活が出来る様に考えて設計させてもらいました。
私の想いをくんで(目が強要していたかも知れませんが…笑)、
ご主人がパンを焼いてくれました。
良いにおいがしてきます。
出来た〜っ!
手前の一番大きなやつを、お施主様にどうぞと言われる前に、かつ、子供達に取られる前に、キープしてから写真撮影(笑)。
おいすぃ〜い!
焼きたて最高っ!
U様、有り難うございました。
またまた、本当に楽しい家作りだったのでした。
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- 桧の家 住宅のお話し > 【三島市】パッシブソーラー | comments (0) | trackbacks (0)
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