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マクス社長の住宅Blog

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若さ　炸裂

2010.06.07 月曜日: さぁ、今週も張り切って参りましょう！

本日は週末の出来事を少々。

土曜日は、静岡のツインメッセで行われた『シズオカ［ＫＡＧＵ］メッセ２０１０』という催し物に行って来ました。
文字通り、県内の家具屋さんの家具の展示会です。

今回一番感心したのは、家具屋さんの家具ではなく、武蔵野美術大学の学生達の作品展示でした。

家具屋さん達の作品は、
「この品質でこの値段はイケてるでしょ！」」
「この材料は凄いでしょ！」
「見よ、私の技を！」

のいずれか、と言った感じなのですが、学生達の参考展示には、
「自分のパワーと想像力を見て！」
という、何とも言えないフレッシュな感性とエネルギーに満ちていて、それでいて、奇をてらった様な所もなく、あくまで真面目で真剣。
見ていてとても気持ちが良いのです。

物づくりの原点を見た想いでした。
リンク：武蔵野美術大学　造形学部　工芸工業デザイン学科　木工専攻

ただし同時に、いわば同じ業界の人間として、彼らの大多数は、今後自分の道を見失いそうになるほどの厳しい現実の壁にぶち当たることを、私は知っているのです。

例えば、椅子一つとっても、
「一脚５万円の椅子、いかがですか？」
と言われて、うん、買うよと言う人はまずいない。
多分、大多数の人は、
「椅子一脚で５万？高っ！」
となるのです。

でも、例えば、その椅子を、一生懸命４日で作り上げたとしても、日当は１２，５００円。
いえ、違います。
これでは材料費がありません。
木材・塗料などの材料費を出さなければなりません。
道具類を買ったお金も、この中から少しずつ出さなければなりません。
道具は、修理・買い足しが必要です。
作業場の維持管理、賃料などもあります。

となれば、実際に手元に残るお金は、ヘタするとアルバイトの方が良かったりします。

悲しいかな、これが今、日本の職人の現実です。

家具だけではなく、住宅そのものでも、今は工業製品化・省コスト化の波は止まりません。

ローコスト系の住宅は今や、階段も賃金の安い外国で組み立ててきて、上棟の際にセットして出来上がり、なのです。

デフレスパイラルは果てしなく…
いやいや、そんなことを嘆いていても始まりません。

学生達の溢れるパワーを見習いましょう。

昨日は、母校静岡聖光学院ラグビー部、昨年に引き続き、高校総体静岡県大会を制し、二連覇！

（静岡高等学校体育連盟ＨＰより）

おみゃぁっち、すげーぞ、えりゃぁ、良くやった！（変な富士弁）
私もオッサンパワーで頑張るのだ！

【冨嶽町家　構造見学会】22年6月19（土）・20（日）　富士市厚原; 日記・育児 | comments (0) | trackbacks (0)