- 2009.12.02 水曜日
- 富士市の長期優良住宅先導モデルの家です。
昨日に引き続き上棟作業の様子をご紹介させていただきます。
一階が組み上がり、二階にかかろうとしています。
富士山も上棟を祝うかのようにくっきりです。
二階の床下地は、24ミリの構造用合板でがっちりと固められます。
構造計算によって、基礎や壁だけでなく、床の強度も計算され、総合的に安全が確認されます。
これによって、性能評価で耐震等級2をクリアします。
何度か書いておりますが、今の法律では、合板信奉と言いたくなるくらい、合板ばかり設定されている強度が高く、というよりむしろ、無垢の板材の強度が低く見られているため、法律上高い強度を得ようとすると、この様に新建材に頼らざるを得ない面も否めません。
ただ、確かに合板を打って行くと、建物が固まって行くのが、作業時の「揺れ」で体感できます。
この様に、実(さね)、つまり雄と雌、凸と凹があり、
この様に叩きながら合板を合わせて行き、四週を釘打ちします。
昨日は梁について書きましたので、本日は柱も見てみますと、
桧の柱もやはりきちんと一本ごと品質管理され、含水率とヤング係数が刻印されています。
同時に、一本毎シリアルナンバーも刻印されており、どこの山で何歳の時に伐採され、どの様な品質の木だったかをトレースすることが出来るようになっています。
目(年輪)も詰んでおり、良い材料です。
特殊な乾燥によって背割れもないので…、これについてはまた明日。
桁の所まで組み上がってきました。
屋根も、設計上の強度を得るために合板で固められます。
屋根は床と違い、熱や湿度を考えると非常に過酷な条件下におかれますので、合板の耐久性が落ちない工夫を考えなければなりませんが、
長くなるのでこれもまた明日にしましょう。
というわけで、この長期優良住宅先導モデルの家の、構造見学会を開催いたします。
駐車場がございませんので、ネットだけの完全予約制とさせていただきます。
ご興味がある方はお申し込み下さいませ。
詳細・お申込はこちらです。
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