- 2009.10.30 金曜日
- 「長期優良住宅を考える」シリーズは、ようやく本日最終回です。
本日は、
「先導的モデルで家を建てよう!」
です。
今までのシリーズをまとめますと、
・長期優良住宅は、「長持ちする家」について国が定めた新しい基準(第1・2回)
・必ずしもそれが良い家の証、とは言い切れないが、
その基準により、一定水準を満たす性能の良い家となる(第3・6回)
・長期優良住宅は、建物の性能アップと書類作成の費用の分、
建築費がアップする(第4・5回)
・長期優良住宅の税制面での優遇は、共働きや高額所得者など、
所得税を多く支払っている人でないと最大限受けるのは難しい(第4回)
・今後長期優良住宅の認定を取らない場合、資産価値減少リスクが無い
とは言い切れない(第6回)
・今だけ国から200万円の補助金が貰える長期優良住宅先導的モデル事業
という制度がある(第7回)
でした。
というわけで、せっかくだから、この200万円の補助金を貰おう!
というのが全8回シリーズの締めです。
でも、そもそも200万円も貰える割には、
「そんな美味い話、あまり聞いたことがないぞ?」
という方も多いのではと思います。
その理由は、国の「事業」なので「予算」が決まっているためです。
前回の第7回でご紹介しましたが、寄せられた多くの先導的な提案に対し、
「はぃ、この案は採択、△棟の枠を認定しま〜す」
「はぃ、この案も採択、□棟の枠決定〜っ」
と言った具合に、採択された案毎に、企業や団体に、棟数の限度枠が割り当てられています。
大手ハウスメーカーは、みんな先導提案が採択されていますが、例えば年間数千棟やっている会社に、数十棟割り当てられても、同じハウスメーカーから同じ商品を買っているのに、ある人は200万円も貰えて、その他の人は何も貰えない、では甚だしく不公平なため、ハウスメーカーでは積極的にこの200万円の件を宣伝できないんですね(ある意味可哀想…)。
また、私ども含め、小さな地元工務店では、単独での提案・採択に漕ぎ着けるのは、ほとんど不可能(やってる凄い会社もありますが)。
なので、誰でも200万円貰える家を建てようと思っても、簡単に出来る、
というものでもないんですね。
だから、宣伝する会社も少なく、あまり聞いたことがないのだと思います。
で、最後の最後に来て、営業かよっ!
と思われた方、
すみませ〜ん、正解です(笑)。
マクスでは、参加している「町の工務店ネット」で、参加工務店の共同提案、と言う形で採択を受けておりますので、この先導モデルの家、を建てることが可能です。
(ちなみに、この町の工務店ネットでは只今、
長期優良住宅を含めた今後の日本の家つくりの在り方に関して、壮大な提言をアップ
しておりますので、是非ご覧下さい)
そして、マクスでは、この先導モデルの家が一棟と、先導モデルでない普通の長期優良住宅が二棟、着工されます!
ブログでも随時、長期優良住宅や先導モデルの家が、普通の家とはどこがどう違うかなど、お知らせして参りますし、見学会も開催予定ですので、是非、今後ともこのダラダラと長い、読むのが大変な、私のブログにお付き合い下さいませ。
シリーズ制覇して下さった方、誠に有り難うございました〜。
→バナナ&キノコダイエットはどうなった?…
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Comments
ぎくっ…汗
…
…
…
溜息