- 2009.10.01 木曜日
- 【これから家を建てよう!】
そうお考えの方は、「長期優良住宅」という言葉をよく聞くようになったのではないでしょうか?
ミノモンタさんからキムタクさんにCMキャラが変わった、あの超有名な会社も、
「全棟長期優良」
ってやっていますから、有る意味これからの新しい基準・法律とも言えるのかもしれませんね。
そもそも、長期優良住宅って何?
というところから、ちょっとお勉強してみる価値はありそうです。
そこで、
1.長期優良住宅が出来た背景
2.長期優良住宅とは
3.長期優良住宅の基準
4.長期優良住宅のメリット
5.長期優良住宅のデメリット
6.長期優良住宅は、本当に長期間の居住に耐える優良な住宅なのか?
7.長期優良住宅先導的モデル事業とは?
8.先導モデルで家を建てよう!
の8回シリーズで書いてみようと思います。
なるべく分かりやすく書こうとするして、いつものようにダラダラ長くなってしまうと思いますが、お付き合いいただけたら幸いです。
というわけで、初回の本日は、長期優良住宅が出来た背景です。
字の通り、長期間住める優良な家、という感じですが、
そもそも、この長期優良住宅、始めは「200年住宅」と呼ばれてました。
話は、12年前の京都議定書にまで遡ります。
日本が音頭を取って世界の二酸化炭素の排出を下げて、温暖化ストップダァ〜!
という会議だったのにもかかわらず、
「えっ?何っ?日本の住宅って二十数年で建て替えなきゃなんないの?」
「発展途上国かよっ!」
「日本の家って木造でしょ?」
「国内に木がいっぱいあるのに、何で外国の木を伐採して持って来ては、建てては壊してって…」
「何でやねんっ!」
と英語で突っ込まれ、国交省は何も言えなかったのでした(恥)。
かくして日本の住宅の寿命を延ばす事は、大命題になったのです。
そして、福田政権時、これが形となります。
他に政策の目玉に乏しかった福田政権は、
「よっしゃ、これからは、100年持つ家にしよう!」
「100年住宅だぁ!」
と言ったんでしょうね多分。
ところが、100年住宅は既に商標登録されていたそうで、
「じゃぁ、150年じゃ きりが悪いから、思い切って、ばぁ〜んと200年住宅だぁ!」
となりました。
ところが、今まで二十数年しか持たなかった家を、いきなり200年は無いでしょ、
と大ブーイング。
「本当に200年持つのか?」
と言われれば何も言えない。
鉄筋コンクリートだってまだ百数十年の歴史しかないんですから、やっぱり無茶。
ということで、「200年住宅」→「超長期住宅」と名前は変わり、現在の「長期優良住宅」に落ち着きました。
ほほほ、安直っ。
じゃぁ、長期優良住宅って何?
となりますが、それはまた次回に…。
→バナナ&キノコ途中経過…
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