- 2009.09.30 水曜日
- 本日は、きちんとお仕事のブログです。
撮れたて新鮮ほやほやの写真からスタートです。
写真でお分かり頂けると思いますが、とある分譲地です。
実は、
「この土地を購入しようかと思うけど、一緒に見て」
というお客様からのご相談に対して、
地盤が良かったら決めましょう、
と、土地の売買契約前の地盤調査です。
売り主である不動産業者に交渉し、購入前ですが調査をさせてもらいました。
購入前ですが、今まで断られたことは一回しかありません。
多分交渉すれば快くOK貰えます。
調査方法は短時間で結果が分かるSS方式。
機械で加圧・回転させながら、鉄のロッドを地面に差し込んで行き、地盤の強度=地耐力を測定します。
最後は、おもりでガンガン叩きながら貫入させ、支持地盤かどうかを確認します(固い薄い層の下に柔らかい層がある場合があるため)。
結果は地盤調査会社の報告書待ちですが、私見では良好。
地表より1mちょっとの所が支持層です。
もっとも、この辺りは、溶岩の岩盤質で、地盤が悪いなんて事は滅多にない場所。
建物を建てる際には、図面を元に、建物の四隅と中央の、計5点を再度測定し、それに基づいて万が一の不同沈下に対する保険に入ります。
ですから、実際には今回の測定は、無駄に終わります(数万円)。
これを無駄と取るか、安心料と取るかは、お施主様次第でしょう。
「この辺は地盤が悪い何てあり得ない」
と安心していた現場で、蓋を開けたら地盤が非常に悪く、計画が大幅に変更になってしまい、お客様に多大なご心労をお掛けしてしまった痛〜い経験から、今回は問題ないはずだと思いながらも、念には念を入れて調査をお勧めしました。
分譲の場合は業者さえしっかりしていればまず問題ないのですけどね。
はぃ、この様に事前にしっかり調査・準備して契約すべきですね。
「今月中に契約してくれればキャンペーンでチョメチョメ…」
「売れちゃわないように仮申込み費用にゴニョゴニョ…」
何て言葉にはもう引っかからないようにしましょう。
土地が決まっても居ないのに取り敢えず建物だけ契約する「空中契約」。
これなんかもメーカーは平気でやっていますが、ネットを見るとトラブルが多い契約形態なのは、すぐに分かりますし、そもそも違法でないのがおかしいと思うのですが…。
→バナナ&キノコ途中経過…
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