- 2009.06.05 金曜日
- 昨日・一昨日と、愛知県犬山市に出張しておりました。
マクスで加盟している、工務店の集合体である「町の工務店ネット」が開催した、建築家の趙海光先生<趙海光公式HP>の住宅設計の勉強会『choさんの町家スクール』でお勉強してきました。
【町の工務店ネット 建築家趙海光と作るChoスタンダード のページはこちら】
建築家というと、気むずかしいイメージがあるかも知れませんが、趙先生のお話しは、とても気さくな優しい語り口で、す〜っと染みるように伝わってきます。
先生は、『自戒を込めて』と前置きした上で、こんな話をされました。
建築家の過度に飾り立てた家は、『珍しい物を造る』と言う意義はあっても、
世に根付かない。
しかし、過度に製品化、単純化された家も、やはり根付かない。
何故なら、
品質向上へのエネルギーや、施主と対話する力が無くなっていってしまうから。
有る程度の設計ルールを持つことで、益々複雑化する法律や性能評価などを
半プロダクト化し、車に例えるならプリウスの様な家が求められる。
高級車ではないが、とっても高性能で、
小さいが、決して貧相ではなく、
安さだけを求める層にではなく、思想に共感してくれる層に支持される、
そんな家。
時間の流れに対応し、転用出来る可変的な家。
しっかりした構造と、
既製品を半製品として利用する小さな加工術によるオリジナリティー、
そんなクラフトマンシップによる家、
それこそ、工務店が造る家。
うん、と〜っても深いお話しでした。
自分なりにしっかりと消化して、上手に採り入れて行こうと思いました。
講師の趙先生、住宅を快く見学させていただいた株式会社丸協様、ありがとうございました。
見学させていただいた、【尾張町家】の模型。
統一感があって美しい町並み、町全体を風が抜ける総合的な設計。
分譲はこうありたいですよね。
こちらのページで、見せていただいたお宅を動画で見られます。
株式会社丸協様のホームページはこちら。
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