- 2009.02.25 水曜日
- 長崎でもないのに今日も雨…
摩周湖でもないのに霧が出ている…
見学会は近いのに、仕上げがぁ…
と監督の城内は嘆いておりますが、ちゃんとブログは更新しているので、「次世代パッシブソーラーそよ風」の家の施工風景は、現場監督ブログでご覧下さいませ。
さて、本日はリフォームのお話です。
新築でもそうですが、リフォームの際に、車や洋服のように、実物、つまりリフォームの場合ではリフォーム後、を実際に見て頂いてから契約して工事にかかる、というのは当然不可能です。
ですから、完成後がイメージと違う…
というのは、どうしても起こりがちです。
もちろん、そういったことを出来るだけ少なくしたいので、
・絵を描いたり、
・施工写真をお見せしたり、
・カタログだけでなくショールームに行って確認して頂いたり、
・パソコンを使ってビフォア&アフターをコンピュータグラフィック
で見て頂いたり(住まいの試着と称してで取り組んでおります)、
といったことで、事前に十分なご説明をすることを心掛けております。
それでも、人がやることですから、勘違い・間違い・手違い・失敗…
残念ながらゼロではありません。
その際にはもちろん誠意を持って対応するので、クレーム、というレベルまで行くことは少なく
(残念ながらやっぱりゼロとは言えませんが)、
何か有れば『不具合』という形で朝礼で報告されます。
(もっとも、喧しい!とご近所から怒られるのはクレームですね(泣))
この様なことは、ある意味不名誉なので、こっそりと処理したい気持ちは誰にもある正直な気持ちだと思いますが、クレーム隠しや偽装でこれだけ世の中で騒がれる昨今、あえてこういう場で公開した方が、似たような問題が起こらなくなるのと、これから工事をする方の参考になれば、と思いまして、出来る限り包み隠さず公開して行こうと思っております。
ほとんどの会社がホームページやブログをやっている現在、良いことばっかり書きつづられたものは見飽きたと思いますので、こういった情報が本来一番求められているのかも知れませんね。
さて、そんなわけで本日の不具合。
既設のドアは、パナソニック(旧松下電工)の開き戸ですが、開けた先がすぐ階段ということで、危ないので引き戸に変更のご依頼を頂きました。
引き戸の場合、通常の引き戸は、引いた建具が壁の中に収まるので、いわゆる三尺の通常の戸の場合、その引き込み分の3尺を加えた6尺分の開口が必要です。
しかし、既存が開き戸で3尺の開口なので、引き戸にするには柱を抜かなければいけない。
それも構造上問題なので、「アウトセット」と呼ぶ枠の外側を戸がスライドするタイプの戸を取り付けました。
それが上の写真です。
ところが、写真では分かりづらいのですが、取り付けてみると枠の色と戸の色が合わない…。
同じメーカーでも色は頻繁に変わるし、今回はものが特殊で、メーカーが違ったのでした。
一番既存に近い色に合わせて発注・取付はしたのですが、色見本を事前にお見せしなかった(痛)。
監督が自分で判断し、この実物色見本を事前にお見せして確認する作業を怠った、というのは、やはりミスであり、不具合であり、会社側に非があります。
さて、不具合が発生したら、善後策を講じなければなりません。
今回の善後策としては、プリント化粧板で既存枠に出来るだけ近いものを色合わせし、同じ物を製作し、無償交換させて頂くことにしました。
最初からそうすれば良かったじゃん、
と思われるかも知れませんが、工期も費用も高くなってしまうという事情からでした。
と、これは今となっては言い訳です。
先も書かせていただいたとおり、
「実際にはこの色になるので、これくらい色が変わるのですが宜しいですか?」
と確認が出来ていなければいけませんでした。
お施主様には、ご迷惑をお掛けしたのですが、お施主様からは、
「ワガママ言ってる様ですみませんね」
とお声を掛けて頂きましたので嬉しかったです。
もちろん、
「ワガママではなく、こちらの確認漏れでした」
とお伝えしました。
今回のご報告は以上です。
また何かあったら公開させて頂きますが、会社の代表としては、こういう事が無いのが一番なのは言うまでもございません(反省)。
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