- 2008.08.27 水曜日
- 「パッシブソーラーそよ風」をご紹介した際に少しかかせて頂きましたが、富士市でこのそよ風システムを採用した住宅が着工になります。
「そよ風」は、女優の高樹沙耶さんのお宅にも採用されたパッシブソーラ−システムとしてもおなじみ。
ブログでも随時建築風景をアップして行きますのでお楽しみに!
さて、現在はどんな状況かと言いますと、引っ越しが終わり、解体が始まるところなんですが、昨日、現場監督の城内が、解体業者より一足早く、現場に入り、自前で解体してきました。
と言っても、何を解体してきたかというと、欄間や框、玄関収納や化粧の磨き丸太等です。
建て替えの際、何でもかんでも新しくしちゃえばいいや、
と言う考えもあるかも知れませんが、今回の建て替えの場合、お施主様は、
【お父様が大切にしてきた家をリフォームして住み継いで行きたい】
というお考えから、耐震性・耐久性を考えた上で、自分の子供達のためにも、と建て替えを決意された経緯があり、
マクスとしても、少しでもそんな気持ちにお答えしたかったので、残せるところは少しでも残そう、と城内が頑張ってきたのでした(偉いぞ!)。
城内によると、既に仮住まいに引っ越しされた奥様がビデオを持ってお越しになり、解体風景をビデオに撮りながら、
「あ〜、こんなの見たらおばあちゃん泣いちゃうな〜」
と仰っていたそうです。
以前、沼津市で建て替えをした際に、お爺さんのお気に入りの紅葉の床柱を、建て替えて床の間の框に用いたことがありますが、
この時も、お爺さんが解体の時には非常に寂しそうにしていたのを思い出します。
でも、完成後、その框を非常に喜んでくれました。
今回も、最終的には工事して良かった、そう家族全員から思って頂けるような仕事をしよう!
そう思いましたし、住み継いで行きたい・残して行きたい、そう思われる家を造っていかなければいけないな、
改めて思うのでした。
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Comments
それが出来なければ、在来工法をやっている意味がないと思います。
大事に大事に使います。
既存の柱などを使うのは難しいけど、施主さんにとっては思い出が詰まっています。大事に再生してください。