- 2008.08.07 木曜日
- 昨日一昨日とIHクッキングヒーターについて書きましたが、結構反響があるので、ついでにもう一日。
最近のキッチンは、いわゆる台所という裏方にあるものから、リビングにある家具の一つ、と言う考え方に変わってきています。
男子厨房に入らずとか女性の城、と言う考え方はもう古い。
男性でも調理が趣味の方や、家族・友人とワイワイやりながら調理するなど、団らんの中心になりつつあるようです。
すると当然、いつも綺麗にしていたくなります。
今まで以上に、デザインや掃除のし易さが求められます。
キッチンで一番目立つ部分はやはり天版のカウンター。
一昔前はステンレスが主流でしたが、メーカーの営業マン曰く、今は人造大理石(樹脂で代理石調に作ったもの)の方が出荷量が多いそうです。
このほかにも、こだわり層には、本物の木を使ったり、タイル張りにしたりするのもお勧めですね。
で、話を戻しますが、掃除しやすさとは、いかに汚れが付かない・貯まらないか、ですね。
今まではどうしても、カウンターとシンク(流し)部分の継ぎ目に段差があり、そこに水垢やカビや様々な汚れがこびりつき、洗いにくいのですぐに汚くなる、というのがありました。
天版がステンレスの場合は、シンクもステンレスなので、一体加工で継ぎ目がない(シームレス)場合がほとんどすが、
天版が人工大理石の場合、シンク部分だけはステンレスだったので、継ぎ目の問題はどうにもならなかったんですね。
でも、ここへ来て各メーカーとも、この継ぎ目が無くなっています。
クリナップのスワンカウンターや、
TOTOのクリスタルカウンター、
サンウエーブのサンヴァリエ、
ナショナルのスキマレスシンク、
これらはみな、天版とシンクを同じ人工大理石にして、見た目に統一感と美しさを出しつつ、掃除のし易さを大幅に改良しています。
ナショナルのスキマレスシンクは、天版が人工大理石でシンクがステンレスのタイプもありますが、こちらも継ぎ目がない構造になっています。
(ナショナルのページで構造を見る)
この様に、設備機器は毎年モデルチェンジし、進化して行きます。
10年もすると、大きく性能が替わり、リフォームしたくなります。
だからやっぱり、設備機器はそこそこので十分だと思いません?
毎度毎度くどいようですが、やっぱり大事なのは後から交換出来ない構造です。
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Comments
もちろんIHですが(笑)。
そのような言葉は、人生37年生きてきて、今日初めて聞きました。
世の中、知らないことも多いものですね。(笑)
そんな自分は、厨房が、この世で一番落ち着く場所にして、終生の棲家です。