- 2008.02.19 火曜日
- さて、昨日は仕事とあまり関係ないお話しでしたので、本日はちゃんとお仕事の話し、とも思ったのですが、もう一日脱線させて下さい。
実は、先週の土曜日、高校の同窓会に行って来ました。
同窓会と言っても、同級生が集まるのではなく、静岡県東部の学校OBが集まる、と言うもので、私など、会社でこそ社長、などと形だけは呼ばれては居ますが、大先輩諸氏が集まる同窓会では、ペーペーもペーペー、下っ端の下っ端なのであります。
私は今まで、人前では、出身校を言って来ませんでした。
聞かれても、内緒、と言っていたくらいです。
でも、今回の同窓会に参加して、それはちょっと違うなと感じました。
私は、静岡市にある、中高一貫のミッション系の私立の男子校、静岡聖光学院という学校の15期卒業生です。
なぜ人前で言いたくなかったかと言えば、聖光というと、おぼっちゃま学校とか、ぼんぼん学校、みたいなイメージがありまして、実際に私がおぼっちゃまならまだ良かったんですが、ただの小さな小さな会社の長男坊、ミッション系と言っても、在学中満足に聖書も読んだ事もなく、十字も切ったこともない、学校自体も、進学率も、有名大学入学数も、鳴かず飛ばず…。
正直、なんか、コンプレックスでもあったんですね。
でも、同窓会での諸先輩方は違いました。
誇りを持っておられたんです。
もちろん、先輩方の時代よりも、学校の成績が振るわないのは百も承知で、それでも、自分の息子は是非、と熱く語っておられたのでした。
そして、私は全く知らなかったのですが、富士宮を、一躍焼きそばの町として全国区に売り出した、富士宮やきそばの仕掛け人、富士宮焼きそば学会会長渡辺英彦氏が、私の大先輩だったのでした。
同窓会では、早速、渡辺大先輩の著書「ヤキソバイブル」を(半ば半強制的?に)購入し、サインを頂いてきました。
この本を読むまで誤解していたことは、富士宮=焼きそば、と言うのが、地元の私自身「?」という感じだったのですが、実は、ちゃんと地元の個性溢れる食材であって、何も、言ったモン勝ちで焼きそばが有名になったわけではなかったことでした。
(焼きそばで当たったから、次は便乗してお酒で…、みたいなネーミングで、ついついオヤジギャグばかりが目につきますが、決してそう(ばかり)ではないんです)
予算を全く使わずに、僅か数年でゼロからここまでブランド化・町おこしに成功した立役者として、今はマスコミに引っ張りだこの渡辺大先輩ですが、ヤキソバイブルを読むと、その成功が、地元への愛情とボランタリー精神・ホスピタリティー精神であることが容易に理解でき、その礎が、聖光学院にある、という演説には、心打たれました。
私も、母校の名前を出すのが恥ずかしかったのは事実ですが、決して嫌いだったんじゃあないんです。
私は、チビのくせにラグビー部だったんですが、監督のS先生には、勉強だけでなく、人格そのものの成長に(この書き方はさも人格者のようですが、そう言う意味ではないです)、とても大きな影響を受けた恩師と思っていまして、そんな先生方と6年も一緒に暮らすというのは、やはりそれなりの意義があったと感じている次第です。
文章が無茶苦茶になってきました。
兎にも角にも、
自分がまだまだ半人前な事と、
努力すれば偉くなれる(かも知れない)事と、
一生懸命生き、後輩にその道を示さなければならないこと、
を感じた同窓会でした。 - 日記・育児 | comments (0) | trackbacks (0)
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