- 2012.09.12 水曜日
- 小倉の美術館とお城をご紹介しましたが、今回の九州出張は、じゃない九州出張「も」、ちゃんとお勉強が目的です。
マクスが加盟する、全国の真面目な工務店のお勉強集団、「町の工務店ネット」の年二回の大きな勉強会です。
東日本大震災を経験し、建築はどうあるべきか、これは私たちに突きつけられた喫緊の課題です。
政府の見かけ倒しの補助金や場当たりの政策に振り回されている場合ではないのです(あ、思いっきり振り回されちゃってますけど…)。
大きな会場に全国から100社くらいでしょうか、集まって分刻みの講演の数々…。
大変でした。
が、非常に有意義でした。
こちらは、各地の取り組みとして紹介された中で、建築家の村松篤さんが、マクスの仕事を一部ご紹介いただいている所です。
なんだか自分が偉くなったみたいで気分良いです(笑)。
こちらは、町の工務店ネットのブレーンの一人であり、かつ美人で大酒飲み?の村田さん。
町の工務店ネットで現在力を入れている、木質繊維断熱材の解説の中で、これまたマクスの取り組みをご紹介いただきました。
またまた偉くなった気分(笑)。
事務所の温熱改修工事をしといて良かったです。
一方こちらは、温熱環境やパッシブデザインの権威、神戸芸術工科大学の小玉祐一郎教授。
建築と熱・光・空気のデザインの第一人者です。
某TV番組でよく聞く「人呼んで光と空気の魔術師!」(誰にも呼んでねーよ!)何かとは次元が違います(笑)。
日本の現在の温熱環境の基準となっているQ値。
このQ値は、断熱材の熱伝導率のみで論じられる物で、実際の建物では大きく影響する日射とそれによる蓄熱(つまり熱容量)は一切考慮されていない。
もちろんこれは、計算が難しいからと言う理由に他ならないのですが、Q値はそう言った外部要因を無視するので、全国共通の厳格な基準を作るのには向いているものの、実際の建物の温熱環境は、Q値だけで論ずるのはナンセンスで、今はシミュレーションを用いて総合的な設計をすることが出来る時代になったし、これからはそうでなければならない…、
と、それはそれはスバラシイ、ワクワクするお話をお聞きすることが出来ました。
さらに!
先ほどの美人で大酒のみの村田さん(シツコイ…)が、小玉先生に、以前私がやった断熱材の比較実験のお話しをしてくれたため、小玉先生から直接お話を聞くチャンスが!!!
権威にめっぽう弱い私、緊張しつつも実験を通して分かったことと、逆に新たにわいてきた謎の数々をご相談。
「熱という物は、そんなに単純な物じゃないんですよ。」
と様々なアドバイスをご教授いただきました。
感激です!
美人で大酒のみの村田さん有り難う!(いい加減にしないと怒られるな…)
そんなわけで、これからも日々これ勉強なのでございます。
また新しい実験結果はブログでもご報告させていただきます。
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Comments
いえいえそんなことはございません。
ご存じの通り、私はそれはそれは控え目な性格でございますよ、はぃ。
ところで山の上の住人様のキッチン、素敵でございます。
今度控え目にパクッときます(笑)。
またまた、欠席なので助かります。
しかし貴殿、初対面の人でもグイグイ行きますね〜。
参考にさせてもらいます。
あ、また書いてしまいました。失礼しました。
お弁当隠す、って良い案ですね。
いっそ、下半分隠して、
「小玉先生に施工について助言を与えているところ」
とかにしちゃいましょうか?
ま、そこまでいくと完全に偽装・虚偽ですけど…。
とにかく頑張りまーす。
小玉先生とのツーショットはお弁当箱を隠すと、なんだか凄い対談みたいですよ。
これからも、熱や木質繊維断熱材のこと、いろいろお勉強&トライ、して行きましょうね。よろしくお願いします。