- 2012.08.21 火曜日
- 朝晩はだいぶ涼しくなってきましたが、日が昇るとまだまだ暑いですね。
只今富士宮市で建設中の「びおハウス」は、自然室温で暮らせる家、がテーマ。
そう、この熱い時期でもエアコンに頼らない暮らしをしたい、それを実現しようとしています。
夏、家を涼しくするためには、太陽からの熱をしっかりと防ぐことが何より大事です。
しかし、断熱材や遮熱材だけで、全てを解決しようとするのは無理があります。
窓からも熱は入ってきますしね。
もう一つのキーワードはやはり【通風】、家に風を通してやることです。
ここは二階ですが、矢印部分が明るい。
そうです、これは天窓です。
空気は、暑くなると軽くなりますから、上に登ってきます。
家の一番高いところに窓があれば、暑い空気は勝手に出て行きます。
出ていった分と同じ量の空気は、どこか他の窓から入ってきます。
こうして自然と家の中に空気の流れが出来ます。
これが煙突効果による重力換気です。
ここは屋根。
中央がその煙突。
熱の煙突=ヒートチムニー、です。
このヒートチムニーから熱を排出し、光を呼び込みます。
【自然室温で暮らせる家】を実現するための大切な【装置・しかけ】です。
窓は、雨センサーが付いていて、雨が降ってきたら自動で閉まります。
ヒートチムニーの原理は、民家の越屋根に見られます。
日本人の昔からの知恵と、最新技術の融合です。
【自然室温で暮らせる家 びおハウスM】構造見学会 9/1(土)
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