- 2012.06.12 火曜日
- 昨日の続きです。
出張ではないのですが、「ミニ建物探訪」のカテゴリーでのアップです。
昨日の最後のこの場面。
ここは、曾我兄弟の墓です。
もっとも、曾我兄弟の墓と言われているのは、全国に10箇所以上あるそうです。
ここで、
「う〜ん、曾我兄弟って誰だっけ〜? 蘇我蝦夷(えみし)・入鹿(いるか)だっけ〜?」
という方、それは大化の改新ですから…残念。
私と同じで素敵に歴史音痴な方のために、薄味でご紹介。
新幹線で新富士駅にお越しになると、改札の正面に
「富士の巻狩りの絵」
が飾ってあります。
新富士駅の駅弁は「巻狩り弁当」。
巻狩りとは、軍事演習(祭事でもある)の為の大規模な狩り。
富士の巻狩りは、源頼朝が権威を示すために裾野で行ったとされる「大巻狩り大会〜」の事です。
頼朝と言えば、大河ドラマですね。
低視聴率が話題になっていますが、個人的にはかつて無い面白さで、私は欠かさず見ています。
低視聴率の原因は、複雑なキャストかと。
名前と相関関係をもっと頻繁にインポーズで入れれば良いのにと思います。
(ツイッターで解説流すそうです。そんな面倒くさい事しないって…)
この人が清盛のライバルの義朝。
男っ前ですね〜。
頼朝のパパ。
この人がドラマの語り部でもあり、巻狩りを行った頼朝。
平家を倒したこのシーンからドラマは始まりました。
で、曾我兄弟は、この巻狩りで有名になります。
名前が複雑なので分かりやすく書きますと(正確にはお調べ下さいませ)…
あるところに、工藤さんがいました。
工藤さんは、領地の件で叔父の伊藤さんを恨んでいました。
工藤さんは自分の叔父の伊藤さんを暗殺しようと刺客を放ちますが、伊藤さんの息子の河津さんを殺すのみで失敗に終わります。
河津さんには二人の息子が居ました。
河津さんの未亡人は再婚して曽我性に。
一方、源平の戦いで、工藤さんは源氏につき頼朝の寵臣に、伊藤さんは平家につき捕らえられ自害します。
伊藤さんの孫兄弟は亡き父(河津さん)を偲びながら、厳しい生活を続けます。
兄弟は、元服して曽我の家督を継ぎます。
そして運命の富士の巻狩り。
巻狩りに参加していた曾我兄弟は、頼朝の館に忍び込み、工藤さんを討って親の敵討ちを果たします。
捕らえられた曾我兄弟は、頼朝に仇討ちの心底を述べ、頼朝は感心して助命を考えましたが結局斬首。
これが曾我兄弟の仇討ちのお話しです。
頼朝は、後に兄弟の孝心に感じ、曽我八幡宮を建てます。
それがこちら。曽我八幡宮(下の方データ壊れてます)。
富士宮市にあります(冒頭のお墓もこの八幡宮の直ぐ近く)。
現場の直ぐ近くにあったので行って参りました。
造作はまぁまぁかな。
小さな境内ですが、大きな杉があり良い雰囲気でして、地元の方によって綺麗にされていました。
案内看板もほとんどありませんが、どこの町にも歴史ある名所・建物ってけっこうあって、お散歩に行ってみると、なかなか楽しいものですよね。
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