- 2011.12.07 水曜日
- マクスが加盟する「町の工務店ネット」のこれからの目標である「びおハウス」は、
“自然室温で暮らせる家”がテーマ。
この「びおハウス」運動の、目玉となるアイテムが木質繊維断熱材。
なぜ、木質繊維断熱材なのかは、昨日ご紹介しましたので、本日は、その施工風景をご紹介いたします。
社員大工の丸山(赤ヤッケ)が切って…、
私(青ヤッケ)が施工。
…でも、背が足りないので選手交代。
私が切って、
丸山が填め込む。
どうです、このぶ厚い断熱材。
12cmありまして、これを二重に填め込み、24cmの厚さにしています。
茅葺きってイメージですよね。
これだけ厚くすると、解析ソフトでシミュレーションすると、表面の熱が裏面にまで到達する時間が
「7時間半」となります。
昨日ご説明したとおり、断熱材とは、熱の伝わりを遅くする物ですから、この時間分、室内への熱の伝わりを遅延できるわけです。
これだけの時間があれば、真夏でも、熱が室内に伝わり始める頃には夕方から夜になり、今度は断熱材自体が冷えて行く(空に向かって熱を放射して行く)ので、室内に熱を伝えない事が可能になるのです!
エアコン嫌いの私には、我慢ではなく、真夏に普通に自然室温で暮らせるなんて、何て素晴らしいんだ!
ただし、この断熱材、施工者泣かせ。
上の写真だと分かりづらいですが…、
夕日の逆光で撮ってみるとこの通り!
強烈なホコリの中での施工となります。
だから昨日の最初の写真の完全装備だったのです。
この断熱材は、国産材の端材や間伐材をチップにし、そのチップから作られています。
ホルムアルデヒドやトルエン・キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)等は一切含まない、環境に優しい断熱材ですから、毒ではないんですけど、さすがにこのホコリが目や鼻に入ったら…。
これから冬になりますが、真夏にはどれだけ涼しいか、早く体感してみたいです。
完成をお楽しみに!
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- リフォームのお話 > 事務所断熱化プロジェクト | comments (4) | trackbacks (0)
Comments
コメントありがとうございます。
本日付加断熱用の36版を打ち上げました。
施工は根性で我慢するとして、登り梁が見えなくなっちゃうのは痛いですね。
そんなんです。このほこりというか、これが施工者、
泣かせですね。
せめて屋根だけでも、パネル化出来ないかと、
模索中です。
計測結果が楽しみですね!
そ〜ですっ!
実践有るのみです(笑)。
夏が楽しみですね...。