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木質繊維断熱材による屋根断熱 2

マクスが加盟する「町の工務店ネット」のこれからの目標である「びおハウス」は、
“自然室温で暮らせる家”がテーマ。

この「びおハウス」運動の、目玉となるアイテムが木質繊維断熱材。
なぜ、木質繊維断熱材なのかは、昨日ご紹介しましたので、本日は、その施工風景をご紹介いたします。

s-111207 (1).jpg

社員大工の丸山(赤ヤッケ)が切って…、

s-111207 (2).jpg

私(青ヤッケ)が施工。
…でも、背が足りないので選手交代。

s-111207 (3).jpg

私が切って、

s-111207 (5).jpg

丸山が填め込む。


s-111207 (4).jpg

どうです、このぶ厚い断熱材。
12cmありまして、これを二重に填め込み、24cmの厚さにしています。

s-111207 (7).jpg

茅葺きってイメージですよね。

これだけ厚くすると、解析ソフトでシミュレーションすると、表面の熱が裏面にまで到達する時間が
「7時間半」となります。

昨日ご説明したとおり、断熱材とは、熱の伝わりを遅くする物ですから、この時間分、室内への熱の伝わりを遅延できるわけです。
これだけの時間があれば、真夏でも、熱が室内に伝わり始める頃には夕方から夜になり、今度は断熱材自体が冷えて行く(空に向かって熱を放射して行く)ので、室内に熱を伝えない事が可能になるのです!

エアコン嫌いの私には、我慢ではなく、真夏に普通に自然室温で暮らせるなんて、何て素晴らしいんだ!


ただし、この断熱材、施工者泣かせ。

s-111207 (6).jpg

上の写真だと分かりづらいですが…、

s-111207 (8).jpg

夕日の逆光で撮ってみるとこの通り!
強烈なホコリの中での施工となります。

だから昨日の最初の写真の完全装備だったのです。

この断熱材は、国産材の端材や間伐材をチップにし、そのチップから作られています。
ホルムアルデヒドやトルエン・キシレンなどのVOC(揮発性有機化合物)等は一切含まない、環境に優しい断熱材ですから、毒ではないんですけど、さすがにこのホコリが目や鼻に入ったら…。

これから冬になりますが、真夏にはどれだけ涼しいか、早く体感してみたいです。
完成をお楽しみに!


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リフォームのお話 > 事務所断熱化プロジェクト | comments (4) | trackbacks (0)

Comments

鈴木 | 2011/12/10 09:00 PM
おおすか様
コメントありがとうございます。
本日付加断熱用の36版を打ち上げました。
施工は根性で我慢するとして、登り梁が見えなくなっちゃうのは痛いですね。
おおすか たかし | 2011/12/10 09:58 AM
鈴木さん、やってますね!

そんなんです。このほこりというか、これが施工者、

泣かせですね。

せめて屋根だけでも、パネル化出来ないかと、

模索中です。

計測結果が楽しみですね!
鈴木 | 2011/12/09 04:47 PM
たかさん様
そ〜ですっ!
実践有るのみです(笑)。
たかさん | 2011/12/09 04:06 PM
おお、実践されてますね!
夏が楽しみですね...。

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