- 2011.06.14 火曜日
- 富士宮市で進行中の長期優良住宅先導事業の家です。
次世代パッシブソーラーそよ風システムを搭載しておりますので、本日はその施工風景をご紹介致します。
先週構造見学会の告知としてご紹介しましたが、
こんな感じで下地を作っていた屋根が、
だんだん仕上がって参りました。
このガルバリウムの鋼板の屋根面で、冬は集熱をします。
こちらはまだ工事中の軒先ですが、
この様に、ステンレスの金網部分から、空気が入り、鋼板で暖められながら空気が上昇して行きます。
上昇した空気は、冒頭の写真の銀色の箱(集熱チャンバー)に集められ、そのうちの一箇所からダクトで床下に空気を運びます。
つまり、屋根の一箇所に穴があきます。
こういう“キモ”の部分は、社員大工の丸山に責任を持ってやらせる様にしています。
『あれ?』というタイミングにシャッターを押してしまいましたが(笑)、勿論きっちり取り付けます。
この部分から温かく乾燥した空気を床下に運ぶわけですが、夏は、ここが閉まり、
(やはりまだ工事中ですが)北側の段違いになっている部分から排熱します。
この様に、屋根面で熱を廃棄し、室内に熱を入れない事で、夏には『家を暑くしない』ようにします。
ちなみに夏の夜は、放射冷却で除湿された涼しい空気を室内に採り入れます。
詳しくは、そよ風のページをご覧下さいませ。
『住まいは夏を旨とすべし』いや、『冬の寒さと結露を防ぐ家が現代の家造りだ』
と色々ありますが、
『夏も冬も考えた家造り』が正解です。
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